直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

2012年06月の記事

ペーパークラフト 製作記録その8

正面の顔完成。

頬から口、耳、首までつけたところで、見た目には本物らしい雰囲気が出ているように思う。
目の下の涙袋といわれるふくらみは再現できていないし、口元の柔らかな膨らみも紙では表現できない。
しかし、メガネをはずして焦点が合わない目で見ると、なかなかの出来に見えてくる。

購入したキットのお手本の写真は、部品の継ぎ目が白いスジになっていて顔の表情を台無しにしているが、
設計上は本物の姿を忠実に再現しようとしていたのだということが、作ってみてわかった。

本物とお手本の写真と今できたばかりのものを比べてみる。

まずは本物
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次はお手本
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じゃじゃーん。私の手になると・・・
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お手本よりはましかなあ。実は写真ではうまく伝えられませんが、現物を遠目にみると結構本物に近い感じがします。なので、まあまあ満足しています。
眉の曲がりも結構ポイントですが、これも紙ではなかなか難しいところです。

とにかく、細かい作業でした。顔の裏はこうなっています↓。三角や台形の形をした部分がのりしろです。
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ペーパークラフト 製作記録その7

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この2つの目を作るのに3時間を費やした。
片目でたった3つのピースを切って組み立てるだけなのに。
途中からは指先だけではのりしろをつかむことさえできなくなり、やむを得ずピンセットを使うことにした。
できるだけ道具は使いたくなかったのだが致し方ない。

それにしても、本物の像の目はこんなに引っ込んでいたんだっけ?
なんか印象が違うと思って、本物の写真をチェックしてみた。
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違う・・・

特に下まぶたの少し盛り上がった―なんと呼べばいいんだろう―特徴的な表情がよいのだが、
これを紙で再現することは難しいのだろう。設計には採用できなかったわけだ。
しかし、ここのところが、今は亡き女優「夏目雅子」に似ていると言われた所以である。
できれば再現したかった。残念。


そして、両目を顔に組み付けた。

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まだ頬も口もないので、なにやらおかしな顔のようだが、これから少しずつ作り上げていく。

さて、続きはまた来週。

ペーパークラフト 製作記録その6

土曜の今日は午前中いつものようにヨガのレッスンに行った。

帰って昼ごはんを食べたあと図書館に本を返しに行った。
有吉玉青の「美しき一日の終わり」を返し、
中沢新一の「対称性人類学」と佐藤洋一郎の「食と農の未来」を借りてきた。
本当は他に借りたい本が数冊あったがみな貸し出し中だったので、
しばらく前に読んだ河合隼雄さんの本の中で紹介していた中沢さんの本を選び、
新刊コーナーの中でちょっと気になった佐藤さんの本を選んだ。
2週間で2冊読むのはしんどいかもしれないが、
1冊だけ借りてつまらなかった場合にそなえて2冊にした。

それはさておき、一息ついたところで我が手仕事を開始した。

今日は頭部だ。まずは頭の上の髪を結って盛り上げた部分である。
奈良の大仏を始めとしてお釈迦様や如来像の頭は、2段積みの鏡餅のようにどんと出っ張っている。
あれはもしかしたらこの方のように長い髪を持ち上げて頭頂でその根元を結んで後ろに垂らしていた様子を
デフォルメしたのではなかろうか。

実際にはこの像の頭部を「垂髻」と呼ぶのだそうだ。
そして、如来の頭部の出っ張りは「肉髻(にっけい)」と呼ばれる。
肉髻は髪の毛ではなく、悟りを開いた人の証としての頭部の盛り上がりのことだと説明されている。
悟りを開いているのはお釈迦様を始めとした如来であり、菩薩や天部はそうではないので髪の毛を結っている。この像は天部のお一人なので髪の毛なのである。

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次に前頭から額にかけて降りてきて、鼻を作った。
この鼻の鼻孔の周りの曲面を作るのが大変である。
ある程度の大きさがあればよいが、幅が1cmもないところで4ピースの縦長の細い部品を張り合わせて鼻にする。指先で曲面を作りながらのりしろの貼り付け場所を押えるには限界の小ささである。
どうしても細部がうまくいかなかった。
顔の作製にはどんなにか気合を入れて臨むべしを思っていたのだが、
気合だけではどうにもならないこともある。

技術と辛抱である。

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明日も続きを作る。一番大事な「目」である。これがまた細かいのだ。
鋏で切るのも一苦労しそうに小さい。さて、よく寝てよく食べて、ガンバロー!

ペーパークラフト 製作記録その5

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今日午後雑用を片付けてからようやく作業に取りかかることができた。
頭部に突入かと期待しながら、手早く6本の腕を作ってしまおうと思ったのが甘かった。

結果的に腕1本に1時間かかり、合計6時間を費やした。

筒状に丸めた部品を7つほどつないでいくだけなのだが、それが「だけ」では済まさなかった自分のこだわりゆえに、どうしても時間がかかるのだ。

この腕は皆、差し込んであるだけで、取り外すことができる。どこかに運びたいときは分解できるのが都合よい。
このように横に出っ張っていては移動時には邪魔になるので。

胴体も差し込むだけだから、とりあえず頭部と手の無い現状の組み立て姿はこんな風になる。
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うーん、なかなかよい立ち姿ではないか。来週はいよいよ、今度こそ頭部である。本物の像のお顔が目に浮かぶ。その目が何かを訴えているような気がする。




ところで、先週、朝の鶴舞公園で樹上に大きな白い花を見かけた。
結構大きな花で、これまでに見たことが無い。もしかしたら目にしたことがあるのかもしれないが、その時は、その姿に何も感じなかったのだろう。
大きさからいくと、牡丹の花か、それ以上あるかもしれない。
こんなに大きな花が咲く木はいったい何という木なのだろう。
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調べてみたら、 タイサンボクだそうだ。
聴いたことのある名だが、これがそうだったとはねえ。
アメリカ原産のモクレンの仲間だとのこと。どうもあちらのものは何でも大きいや。

ペーパークラフト 製作記録その4

上半身を製作。できるだけ滑らかな曲面に仕上げようと努力はしたものの、折り線を入れざるを得ない部分もあった。一か所どうしてものりしろが1mmくらいずれてしまったところがあった。悔しいがどうにも修正できなかった。
しかし、2週間かけてなんとか上腕をつけるところまで完了した。

上半身は半裸で、衣を肩にかけている。この衣のひだを作るところが結構難しかった。首飾りや腕飾りは地味ではあるけれど、裸身につけているのはなかなか色っぽいと思う。

さて、次は腕を手首まで作り、そのあとは頭部にうつる。もっとも精神を集中すべき段階だ。今から楽しみである。


・まずは首と胸から

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・一応、胴体までできたところ

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・臍の下まで、それに衣も完成

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・腕が6本ついた

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・ひとつの肩から腕が3本出てるが、肩を異様に太く出っ張ることなく、均整のとれた付き方だと思う。
 腕の付け根は結構大変だった。そして、円柱状につくった腕を多角形の付け根に取り付けるのも一苦労したけれども、何とかのりしろがはみ出ずにできた。

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ペーパークラフト 製作記録その3

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下半身。へそのあたりまで進みました。
この方は、衣を腰のあたりでぐるっと巻いて、紐が細帯で縛り、上にはみ出した10㎝くらいを折り返して身に着けていたようです。腰から折り返された衣の端の部分の造作が大変でした。

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近くで見ると、折り目やつなぎ目にスジが入っているのがわかるでしょう。
こういうのをなるべく目立たないようにしたくて悪戦苦闘しています。

このペーパークラフトは実際の人物や衣を模しているのではなく乾漆像を模しているので、もともと乾漆像の状態で衣の様子がこのように厚みを持って造形されていますから、ごつごつしているのは仕方がないのです。

最近、ペーパークラフトを作るのが楽しくて、1時間以上の時間が取れれば休日は外出以外の時間をほとんどこれに費やしています。家人にはいつも「さて、仕事しよ」と言っています。
これがほんとに仕事だったらいいのにとたまに思ったりしています。

ペーパークラフト 製作記録その2

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下半身の衣ができあがりつつある。

衣のひだが気ままな曲線になっているので、これを紙で表現しようとするとどうしても角ができてしまう。
遠くから眺めればそれほど気にはならない。
全体に古ぼけた茶色のモノトーンに近いので、むしろ折り目がはっきりしていた方が陰影を帯びて立体感を表現しやすいとも言える。

外側から見ただけではわからないが、足を差し込む部分の作りが一番難しい箇所だった。この部品の精度をおろそかにすると全身できたときの安定が得られない。
次に難しいのが上掲の衣。出来は地味だが、難易度は山場を迎えている。

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衣の底面の2つの孔を支えるぐねぐねした曲面の接着は、頑張ったのだけれども、写真のように接着箇所に白いスジが見えている。のりしろが微妙にずれたのだ。これが気に食わない。もっと慎重にやらねば。
このスジを残さない接着技術(切り取りの正確さと折り目をつける正確さも必要)を習得しなければ、大事なお顔の出来に大きく影響するので気を引き締めていきたい。

先は長い。
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