直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

2014年08月の記事

鳥のペーパークラフトその3、その4


朝早くから猫たちがにゃあにゃあうるさく鳴くので5時半に一度起きて餌をやり、トイレの掃除をしてからまた寝た。
でもいつもの平日と同じ起床時間には目が覚めてしまって、6時半には起きだすことに。

なにやってたかなあ、あまり思い出せない。気が付くとカミさんも起きだしてきて朝食。掃除もすませてまずは図書館へ行って新たに4冊借りてきた。先週3冊借りて一週間ですべて読んだので、予約本とともに借り換えてきた。面白い小説なら2日で読める。時間があれば本を読み、時間があればペーパークラフトを作る。これが最近のパターン。

昼は家族で回転寿司に行き、食料品を調達して早めに帰宅。午後たっぷりの時間を使ってペーパークラフトを作ることにした。あれこれ悩んだ結果、昨日の外国の方の作品で、もうひとつFreeでダウンロードできたFirecrestという小鳥に決めた。和名は今まで聞いたことが無いが、キクイタダキという。日本にもいて最も小さい鳥のひとつだそうだ。
そのとおり、小さくて苦労した。昨日のカワセミの半分くらいの大きさなので、作り方はほとんど同じなんだけど、指先が届かないところがおおくてピンセットを使ってなんとかのりしろをくっつけた。
でも、昨日カワセミを作ったのが結果的にいい練習になったみたいで、キクイタダキは小さいながらも大きな失敗もなくスムーズに作ることができた。壁掛けにもなる止まり木と木枠まで作って、木には着色もできた。

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実はこれには紙以外の部品を隠して使っている。作家のインストラクション動画でやってたのでそれに従ったまでだが、足の芯に木を使った。木といっても、あまりに細いので手作りした。爪楊枝を、その太さの半分以下にナイフで細く削った。たった2cm程度の長さを太さが均一になるようにカッターで削るのはなかなか難しい。刃を入れすぎると、その先の方が削れ過ぎてしまい、へろへろの薄さになってしまうからだ。何とかガタガタの表面にはなりながら2本削って足を作った。

それにしても、昨日のカワセミもうれしかったが、今日のキクイタダキもかなりうれしい。小さくて、遠くから見ると鳥の標本のように見える。


そして、勢い余って、というか、どうも昨日から神経が高ぶっているのか、ある限りの時間を費やしてもうひとつ簡単なやつをつくってやりたくなって、キャノンさんのホームページからいただいた皇帝ペンギンを作った。大きいけれども単純な形にデフォルメしているので、一時間程度でできた(キクイタダキは4時間)。

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うん、まあまあの出来かな。少し白い線がでてしまった部分はアクリル絵の具で修正した。
こいつは自立するから楽だ。

こんな調子で、鳥のペーパークラフト作りはしばらく続きそうだ。

休日なのに何かをやってないと気が済まないこの性格は、身体が動かなくなるまで治らないのだろうか。身体が動かなくなったらどうやって生きていけばいいのだろう。何もしないでいることは僕にはできない。
そう考えると五体満足で好きなことができることが本当にありがたい。
だから、できるうちに思う存分やっておけばいいってことね。

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鳥のペーパークラフトその2


先週に続いて鳥のペーパークラフトを作った。
この土日に必ず作ろうと思って一週間が終わるのが待ち遠しかった。

猫のそらくんが調子悪くて朝病院に連れて行ったり、録画しておいた信長協奏曲を見たり、カミさんがナイル殺人事件を見ている間に読みかけの本を読んだりして少しずつ時間がなくなっていき、落ち着いた時間が夕方4時近くになってしまった。おまけに本を読み終えた段階で眠気が襲ってきてもはや今日も一日ご苦労さんなんてな感じである。
うーん、なんでこんなに時間が無いんだろう。

それでも、2時間あればできるんじゃないか。夕食までの時間が猫たちが大人しい時間帯であるし、チャンスだと思って作り始めた。

今回は、外国の方の作品で、「カワセミ」、kingfisherっていう。英語名もカッコいいが、日本語のカワセミというのも善い名だ。濁音が無くて清々しい感じだし。
画家だけあって、本物そっくりなのが売りで、しかもA4用紙1枚でできてしまうからすごい。先週のインコとほぼ同じパーツ構成、折り方であるのに、出来上がりの精度が違う。たたんだ翼の肩のあたりの盛り上がりはなかなか工夫されている。うまく仕上げるには、作者のインストラクション動画をyou tubeで見ながらでないとできないのだが、いろいろと勉強になる。

接着が思うようにできず、細かいところで不満足なところはあるが、全体としては作家さんの見本のようにできたんではないかと思う。
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さて、次は何をつくろうか、一旦こころとからだを休めてまた考えることにする。

鳥のペーパークラフト

朝ヨガに行った。古民家カフェの2階でレッスン。着いたとたんに雨が激しくなり、いきなり近くに落雷。朝の雷は珍しい。しかも予告もなしの落雷はびっくりする。何かいつもと違う感じに少し興奮気味にもなるが、ヨガに集中できず少し困った。

4連休させてもらってからの一週間の仕事はいろいろあって長く感じた。歳のせいかそれほど残業しないのに夕食をいただくとほどなく眠くなる。ソファでうたたねをして、気が付くと寝ていることが多く、そういうときはシャワーも浴びずにふとんを敷いて寝てしまう。

仕事はいろいろあったにせよ悪い話はそれほど無かったので週末の気分は悪くない。珍しく家のことや趣味のことに没頭できる心理状態が有難い。

ヨガのあと、近所のカフェのモーニングでゆったりまったりしてから家に帰り、午前中は細かな用事をすませた。そして午後は鳥のペーパークラフトを作ることにした。しばらく前にカミさんが作ったらどうかといったので、どんなのがフリーで手に入るのか調べているうちに、なぜだかわからないがどうしても作りたくなっていて、土曜日を待ちわびていた。

まずは練習がてら、A4一枚で一羽が作れる簡単なものを選んだ。キャノンさんのホームページには実に豊富なペーパークラフト素材があって自由にダウンロードできる。ここから2羽のインコ(オウム?)が仲良く並んでとまっているラブバードを選んだ。

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トータル4時間弱はかかったけれど、よいペースでできた。途中まで作っている弥勒菩薩の頭部を作るときに採用したボンドの使い方をさらにバージョンアップしたので早く進めることができた。
なにがバージョンアップかというと、のりしろへの塗り方である。正確に言うと、のりしろへは直接塗らないという方法だ。
別のペーパークラフト素材のサイトで、その作り方を動画で紹介しているのを見て知った方法である。今まで何も疑うことなく、のりしろ部分にボンドを塗りつけて接着していた。のりしろはだいたい台形や三角形をしていて、その形に一様にきちんと多くもなく少なくもなくボンドを塗ることに気を配ってきた。しかし、動画で紹介していたのは逆転の発想だった。のりしろが付く相手側の辺の裏側にざっとボンドを塗るというものだ。(もしこれがペーパークラフトやってる人の常識だったら今まで知らなかったのが恥ずかしい。)
今までのようにのりしろに塗る場合は、のりしろと本体の境界を少しも超えないようにボンドを塗ることは難しく、たいていはみ出すか足りないかになってしまい、接着した後、表側の接着境界からボンドがはみ出て、接着部を押さえる指の腹についてしまう。しかし、相手側の裏側のヘリの付近だけボンドを塗ってやれば、ボンドの量さえ間違えなければほとんどはみ出さずに接着できる。そして、のりしろの先端の方にボンドがついてようがついていまいが、接着の出来には関係ないということにも気づかされた。
絵にするとこういうこと。

無題

こんな風にボンドをつける時は、へりの裏側さえきちんとついてればあとは適当でよいので、塗る時間が今までよりも短縮できる。きれいに塗れるだけでなく作業が早くなるのがよい。

こんな小さなことだけど、そして恐らく知ってる人には当たり前のことかもしれないけれど、ちょっとずつ気が付いて改良できていくのは気持ちの良いものだ。

それにしても簡単で粗い作りのわりには結構いいデザインの作品だと思う。後ろからみると鳥の羽の雰囲気がよく出ている。

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昭和レトロ扇風機を修理


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お盆なのでおとといは実家に帰った。
年老いた父親が最近家の中の片づけをしていて、僕の持ち物の要不要を確認してくれと前から言われていた。物置や倉庫には僕の名前を書いた段ボールが数個あったが、ほとんどは要らないもの。使おうと思えば使えるけれど結局は使わないのでしまいこまれているものばかり。物を大切にする気持ちもないではないが、おそらく自分が死んだら処分されるだろうものだと思うと、今処分しても同じことだ。
倉庫はおおむね半分以上のスペースが空いていたので、結果的には僕のものはそのまま置いておくことになった。

僕のものはたいしたものではなかったが、倉庫の奥から古い扇風機が出てきた。これどうする?と父親と母親がそろって聴いてきた。カミさんがそれを見て、オークションで売れるんじゃない?という。確かにレトロな黒い4枚羽の扇風機は、古民家カフェとかに置いてあって風情を醸し出す道具としては価値がありそうだ。
動くのかな、と言ってコンセントをさしてみると動かない。さては、と思い出したのはレバースイッチ。0,1,2,3,4の数字が並んでいる。0はOFF,1は強風、4が一番弱風だった。子供のころ、昼さがり、板の間の食卓でかき氷かスイカを食べながら、この扇風機にあたっていた光景を思い出す。レバーを1にすると動き出した。しかし、回転がいまひとつ早くならない。首ふり機能は生きている。
見ればいたるところ埃まみれである。これは危ない。どこかショートしかかっているのかもしれない。
とりあえず、インターネットオークションで似たようなものを探してみると、修理済みで20000円くらいで売れている。
このまま何もせず売るのがいいか、掃除くらいはしたほうがよいか、いずれにしてももらっていくことにした。

おもしろいことに、そう決めてから時間がたつごとにこの扇風機に気持ちが執着しはじめた。最初は分解してきれいにしてやろうくらいだったのが、配線なども取り替えて完全に動くようにしてやろうと思い出した。オークションになど出さず、自宅で使えばいいんじゃないか。

次の日、早速分解を始めた。すでに同じ機種を分解修理した人の日記がネット上に公開されていたので、参考にさせてもらった。こちらのブログ。

構造は単純で分解しやすかった。掃除機で埃をあらかた吸出し、古い歯ブラシで細かい部分にたまったカスのような埃を掻き出した。金属製の筐体の塗装面はどうやってきれいにすればよいのかわからないが、油汚れなら油で落ちると言われているので、CRCをかけて歯ブラシと布でふいてやったら、そこそこきれいになった。相当古いはずだが、意外と錆が少なく、銘板のあたりはテカリが出るくらいだ。

銘板にはこう書いてある。
「単相交流扇風機」
「型式 KH14 No.359565 電圧100~110. 周波数50~60.」
「特許 ・・・・・」
「株式会社川北電気製作所」
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製造年月はいつだろう。ネットで調べてもわからなかった。
特許番号の一番数字の大きい82328は、特許出願昭03-010236、特許公告昭04-000863なので、少なくとも昭和4年よりは新しいはずだ。戦前なのか戦中なのか戦後なのか。
どなたかわかる人がいたら教えてくれないかな。ネットで検索しても有力な情報はでてこないので。

川北電気企業社として明治42年に創業したこの会社は、大正2年に日本初の交流12インチ扇風機「タイフーン」の量産を開始、大正6年に(株)川北電気製作所となり、総合電機メーカーとして扇風機、トランス、モートル、発電機、エレベータ、電話機、交換台、電熱器などを生産当時、個人経営の松下幸之助氏に扇風機の「碍盤」1000枚を発注。とパナソニックエコシステムズ(株)の歴史博物館に紹介されている。


で、修理であるが、一日目は大失敗をした。モーターのコイルに接続されていた3本のケーブルの、その接続部の状態があまりにもひどい状態だったので、いろいろと汚れをとったりしているうちに修復不能と判断して切り取ってしまったのだ。早計だった。コイルの一部には何かが融けて黒いタールのようなものがこびりついているし、結線部はワックスを溶かして固めたような感じに固まっていて線がどうなっているのかさっぱりわからず、外しようがなかったのだ。
それで思い切って根本から切ってしまった。こうなっては、もう動かすことはできない。昨日までは動いていたのに、である。

そのまま、飾りとして置いておくしかないとあきらめてはみたものの、後悔の念に苛まれ、何時間もネットで修理情報を検索した。なんとか修理できないか、モーターのコイルはどういう構造になっているのか。
結線を切ったあとに、わずかに細いエナメル線が3本ひょろっと顔をだしていたので、ワックスの塊のようなところから化石を掘り出すようにピンセットの先で引き出した。2本は2cmくらいでてきた。もう1本は5mmくらいの長さがあったのだが、これに結線を試みて折ってしまった。わずかに1mm程度しかでていない。その先はコイルの渦の中に埋もれていて引き出せそうにない。それでも、この3本を何とか結線すれば動くのではないかと一縷の望みをかけて、情報を探した。

無い。

一か八か、やってみよう。3芯ケーブルを買ってきて結線してみよう。1mmしかなくても、半田でつければなんとかなるかもしれない。狭い場所なので、熱収縮チューブでなんとか絶縁できるだろう。ネット情報を頼りに、慣れない電気配線を試みることにした。

必要な資材をホームセンターで買ってきて2日目のトライが始まった。古いケーブルはすべて取り換える。結線は安全に。コイル部分以外は、おそらく優等生的な作業になったと思う。
コイル部分は、半田付の成否次第だ。力が入ってポロッと取れてしまったら最後だ。ケーブルはモーターカバーの穴から出しながらカバーを取り付けるので、その間ストレスがかかる。それを緩和するために、先のブログの修理の前例に倣ってタコ糸で止めたりして対策を講じた。
配線だが、コイルから出ている3本のエナメル線のどれをどうつなげばよいのかもわからない。適当につなげては動作を確認するしかないのか。これも前例の写真を見て、位置関係が同じだと仮定して結線してみた。
大当たり。動いた。
あとは、使っているうちに配線が切れてきて発火しなければよいが。
素人が修理した扇風機が火災を起こした例があり、注意情報がでているので、動かすときはとにかく気を付けよう。

なんとか結線もうまくいき、すべて元通りの機能を取り戻した。
ただし、電源ケーブルは道具箱に入っていた残りを使ったので、色が白しかなく似合わない。いずれはレトロな布カバーのケーブルに付け替えるとする。

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レバースイッチもちゃんと機能する。

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裏に説明書が貼ってあるが、半分くらい朽ち落ちてあまり読めない。

それにしても、おそらく50年以上前のものと思われるが、配線さえやり直せばちゃんと動くというのはすごい。
今までに一度は配線修理した形跡がある。祖父がやったのだろうか。祖父は一応名古屋電気学校(現在の名電)を出ていて、自動車の修理工場で働いたり、タクシーの運転手をやっていたりした人なので(戦前)、いろんなものを修理するのは得意だったのだろう。
それを再度修理できたことに感動を覚える。

そして結構疲れた。もう意識がもうろうとしている。風呂に入って寝るとしよう。
明日からはまた仕事だ!

朝風呂 ごめんね みんな

昨日は水曜日で定時退社。
とはいうものの、なぜだか疲れた。
昨日だけではなくて、最近よく疲れるかんじがする。
夜9時、10時には眠くなって寝てしまう日が多い。

昨日も夜9時にはソファでうたた寝をしていることに気がついて、お先にと寝室に引っ込んだ。
ぐっすり眠れたかというと、そんな感じではない。何か責められているような内容の夢をいくつか見た。鮮明に覚えているのは、道具もつけずに海中に沈んでいく夢だ。透明度の高い海で嫌な感じはなかったが、浮かび上がれなかったらどうしようと少し焦って呼吸が乱れそうなのを自覚した。一瞬気持ちを切り替えて落ち着き、息をしっかり止めてゆっくり水をかいて浮上しようと手足を動かし始めたところで目が覚めた。
夢の中でも緊張して何かに挑んでいるようで損な性格だとつくづく思う。

それはさておき、今日は休暇をとって一日休むことにしてある。会社の同僚は今日も仕事だ。
僕が休みなので、カミさんも早くおきる必要はない。娘も帰省していて、遅寝遅起きだ。
休みでも目が覚めるのはいつもと同じ時間。二度寝、三度寝しても限界で、そこそこの時間には起き出した。

昨夜は風呂に入らずに寝たので朝のシャワーを浴びるつもりで風呂の戸を開けると湯船にフタがしてあって湯がまだ暖かかった。夏はフタをしっかししておけば、朝までそれほど冷めない。
家人はまだ起きていないので、ひとりでゆっくり風呂に入ることにした。本を読もう。
朝から風呂でのんびり読書。会社のみなさん、ごめんね。という感じ。

読んだのは、吉田篤弘の小説の続き。この作家さんのことはつい最近まで知らなかった。東京出張のおり、帰りの新幹線を待つ品川駅のちょっと変わった書店で見つけた。この書店は個性的で、スタッフが好きなテイストの本を集めて独自のカテゴリ分けをして置いている。そのカテゴリがなかなか洒落ていて、その書店の空気がとても素敵だ。その中で、吉田篤弘作品コーナーがあって目に入った。タイトルに惹かれ、ちらと中身も見たところ、漢字とかなの織りなすページの模様からその本の心地よさが直感的にわかるのだが、その場では買わなかった。家に本を増やしたく無いので、取り敢えず携帯に作家名をメモしておいて、図書館で借りることにした。

図書館にいくつか 彼の作品を見つけて一冊借りた。なかなかなり。気持ちを水平線まで連れてってくれる感じの静かな物語に心惹かれた。なので、もう一冊借りてきた。ここ数日少しずつ読み進めていたこの小説もほっこりした感覚で、朝風呂でゆっくり読むにはうってつけだった。

湯は適度にぬるくて、身体が軽くなる感覚を十分に楽しめたし、本はきりのいいところまでゆっくり読めた。願わくばここがユニットバスではなく、窓のある一軒家の庭先に突き出した風呂場であったら、と惜しむばかり。

さて、一日の始まりは上々。

猫君たちのウンチ・シッコも始末したし、

逆立ちしたい気分です!

旅の記憶を切り取って

よく旅行をした。

結婚前は会社の同期仲間と。
結婚後はカミさんと。
子供ができたら、家族3人で。
たまには、じじばば連れて。

旅行先はあたりまえにいろいろ。
特に珍しいところでもない。
どこそこ、と言えば、ああ、あのなにそれのあるところね。あそこのどれそれがいいんだよね。という話になるだろう。けれど、なにそれとかどれそれというのは案外、人によって違うんだなというようなことを、よしもとばななさんが書いている。(こんな言い回しではなかったけれど)
それで、ちょっと僕のなにそれやどれそれを書いてみようと思う。

【稚内】
灰色の曇り空を補強するかのように佇む灰色の「ドーム」

【網走】
海辺の低い堤防から眺める季節も終わろうとしている流氷

【函館】
夜空を見上げると、鳥が飛んでいる。町の灯りを受けてまるで光っているように。
駅から少し離れた商店街にある寿司屋

【福島】
立派な門構えなのに、目の前が駐車場になっていて、何台も車が止まっている向瀧(旅館)
中庭を眺めながら歩く板張りの廊下。

【また函館】
5月連休でも寒い、けれど桜が満開の五稜郭。でも寒い。

【赤城温泉】
雨の山道を車でゆくと現れる旅館

【白駒池】
真夜中の池のほとりの手漕ぎボート桟橋に寝転んで満天の星空を観る。

【波照間島】
さとうきび畑の向こうに見える風車。下り坂を自転車で降りて行くさとうきび畑の向こうに見える南の海。

【西表島】
3メートルの波に揺れながら帰る船の中。

【石垣島】
商店街のちょっと薄暗いかんじ。
台風が直撃した港のホテルの上層階から眺める荒れた海。

【宮古島】
雨の街中の美術館。
雨のフルーツ農園。
雨のボブさんの民宿。
ちょっと怖い鍾乳洞。

【鳩間島】
海の見える小中学校。

【ウィーン】
ANAグランドホテルの前の歩道。犬の糞。
王宮から歩いて喉が渇いて入ったレストラン。ドイツ語がわからず、間違ってウインナーシュニッツェルが出てきて困ったこと。薄暗かった自然史博物館。王宮でのモーツァルトコンサート。
ただの葡萄畑?ベートーヴェンの小径から外れた山道。

思い出しながら書いて行くと、なんだか一見つまらなそうなことばかり脳裡に浮かぶ。
メーンイベントよりも、どこか普段の生活空間とずれている物事が微妙な違和感としていつまでも記憶にとどまるのだろう。
もちろん、期待して行って期待どおりだったり、そうでなかった風景や体験も思い出に残っている。ただ、何気ないときに何気なく思い出すのは、やはり何気ない生活とちょっと違った何気ない風景であることに、今日は気づいた。
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