直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

2014年09月の記事

鳥のペーパークラフト その7、8 これで打ち止め

鳥のペーパークラフト制作もこれでひとまず終了します。まだ作ってみたいものが2つほどあるのですが、それよりも別のものを次は作りたいと思っています。それはまた来週以降ですが。

7羽目と8羽目は、キャノンさんのフリー素材の「ベニコンゴウインコ」とヤマハ発動機さんのフリー素材「梅にウグイス」です。
作家さんが違うと、鳥の体のつくり方がまったく違います。ウグイスは簡単そうに見えましたが意外と手間取りました。

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ベニコンゴウインコは足の指の作り方がいまひとつ解説を読んでもわからず、ちょっと消化不良です。無理やり作った感じです。それに止まり木が単純そうに見えて実は難しい。四角い棒を3つ作ってつなげるだけですが、棒が捻じれてしまい、それを3本つなげると歪んでしまうのです。もう一度印刷してやりなおせばいいのですが、やめときました。

梅とウグイスも梅の枝を作るのが結構手間でした。ウグイスがとまっている枝の取付場所がどうしてもあるべき場所ではない気がして無理して取り付けました。ウグイスのとまる角度を考えると、枝を90度くらい回転させてとりつけないと無理があることが想定されたためです。完成した時点で自分の判断が正しかったことがわかりました。解説の通りにとりつけていたら、足が真下に伸び、身体がそっくり返って、くちばしが天井を向いてしまうところでした。
作者の方は完成した原図で一度も作ってないのでしょうか。ちょっと疑問が残りました。
でもフリー素材ですから、文句は言えません。
自分がヤマハ発動機の社員で、このことに気が付いたら、すぐに広報部に連絡して修正してもらったでしょうに。
実際には、社員だからといって、作ってみるひとはいないのかもね。

ヤマハ発動機さんのペーパークラフトの真骨頂は、精密なバイクのクラフトです。これは見た目にすごいです。いつか挑戦してみたい気がしますが、途方もなく時間がかかりそうなので、いつのことになるやら。

これやってると、背中から肩、首筋にかけて硬くなってきます。いくら週一でヨガをやっててもほぐしきれません。なんとか、脱力しながら、楽に作業ができるコツはないものか。わざを見つけ、楽に速くできて疲れない方法を探求するしかないですね。勉強、勉強。
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つかの間の写真タイム


暑かったけど、外に出ました。
買い物の合間にちょっとだけ散歩道で写真を撮りました。
お彼岸なので彼岸花。
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彼岸花はやっぱり群生してないと面白くないですね。それでも、ここには少ししか咲いてないので、なんとか風情があるようにと、工夫してみました。
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にら?  の花を撮ってみました。撮った後で、クモの糸が一筋あるのに気が付きました。
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いつもいるコサギ(といっても同一の個体ではたぶんありません。)がハレーションを起こしているのがまたよい感じかなと思って。
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帰りに寄った農協の果物売り場になんと黄色い桃がありました。
と、そこに小さなバッタがおりました。
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桃は買いませんでしたけどね。

今日はまたまた頭痛がして薬を飲んでいるので早く寝て治したいと思います。
あと2日連休なのでやりたいことができますように。

鳥のペーパークラフト その6

体調がいまいちです。
水曜日は頭痛で会社を休みました。
たまに、一年に一回か二回、頭痛で休むことがあります。
たいていは一晩寝れば治まるのですが、今回は一日薬で抑えて過ごしたあと、二日目の明け方にずきずきして眠れなくなりました。
なので、もう一度薬を飲んで一日寝て治すことにしました。

そんな体調で金曜日は会社の健康診断を受けました。
バリウムを飲んだり、採血したり、心電図をとったり。
バリウムを飲んだことで腹の調子もいまひとつ。

そのまま四連休に突入です。
どっちみち、家にこもっているつもりでした。予定通り、手仕事に取り掛かりました。

海外の作家さんの本物そっくりの鳥のペーパークラフトです。
極楽鳥が紹介されていました。オスは有料ですが、メスは無料だったので、そちらを作りました。
この方の鳥は3羽目なので、作り方はだいたいマスターしてますし、今回はインストラクションが文書になってるので助かりました。前2羽とは足の作り方が少し違います。竹串2本で台座と体を貫くように固定して、足パーツでくるむという方法です。台座への安定度がいいです。それ以外は、同じ調子で進めました。
竹串はずっと以前に買って台所の引き出しに眠っていたものですが、海外でも同じようなものがあるんですね。skewerと書いてあって、長さだけ指定されていて、太さはどうなのか、多少不安でしたが、なんの問題もなくぴったりでした。
竹串の太さは世界共通なのかしらん。

最近、やりすぎなのか精密鋏で紙を切った後、手がしびれている感じがあります。こういうのを腱鞘炎というのでしょうか。しばらくマッサージしてしびれをとってから次の作業に進みます。細かいジグザグを線から外れないよう息をつめて鋏で切っていくのですが、その時にどうしても力が入ります。鋏自体の切れ味はすごくよいので、切るだけなら力は不要です。しかし力が入るのはなぜなのか。切る方向を微妙に制御しようとして力が入るようです。切る方向は左手で紙の向きを変えてやればよいことに気が付きました。右手は鋏をまっすぐにしてただ切るだけ。そうすれば力は不要です。左手さえ細かく紙の向きを正確に変えることができれば曲線でも鋭角でも自在に脱力しながら切れます。
気を付けていないとまた元の癖が出て鋏を持つ右手に力が入ってしまいます。しばらくは意識しながらになるでしょうが、ホントに腱鞘炎になっては元も子もありません。

極楽鳥はオスはとても派手で美しいのですが、メスは実に地味な色柄です。とはいえ、全くの無地というわけではなく、落ち着いた渋い模様が何となく気に入りました。
極楽鳥というのは俗称で、フウチョウ(風鳥)というのだそうです。

フウチョウのメス。
説明しないとなんていう鳥か、誰もわからないでしょうね。
こんなんですから。↓
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鳥のペーパークラフト その5

この三連休は(も)家に籠って味噌の仕込みとペーパークラフト制作。

まずは味噌の仕込み。
先日、2回前の味噌が無くなったので、その次に仕込んでおいた味噌を使い始めた。
米麹味噌で、麹を大めにして出来上がり重量中の塩分濃度が相対的に少なくなるやり方にした。カミさんが高血圧を気にしているので、塩分控えめにしたわけだけど、単純に塩を減らして仕込むのではなく、麹を増やすというのは考えたものだ。麹屋さんありがとう。
で、樽が空いたので、次の味噌を仕込むことにした。今回は、無農薬野菜の通販をやっている「そらの野菜」さんが出している手作り味噌セットから赤みそを選んだ。材料は、玄米麹と豆麹のミックス、北海道産青大豆、釜炊きの天然塩。なんかわくわくする。愛知県の味噌で有名な八丁味噌なんかは豆麹の味噌だそうで、豆麹だけだと2年はかかるそうだ。さすがにそれではサイクルが追いつかないので、ミックスにした。
レシピには豆の扱い方が詳しく載っていて、今まで気にしていなかったことがあった。大豆は一晩水で戻すというのは今までもやっていたが、その時間が肝心だった。18時間は水に漬けておかないといけないという。芯まで水が浸透するんだそうだ。そうすると炊き上がりも豆の中心まで均一になる。
実際にやってみると、かなり大きく膨張していて、炊き上がりも今までにないほど軟らかく、確かに中まで完全に火が通っていて潰しやすかった。
さて、この味噌には「超うまいぞう君」と名付けて仕込んでおいた(前回のが「超うまいぞう君」でその前のが「うまいぞう君」だったので)。豆麹を使うのも初めてのことなので、半年後が楽しみだ。(名付けたというのは、つまり、その名を書いた紙に仕込んだ日も書き添えて、樽に一緒に入れておくということ。これでうまさが倍になる?!)


鳥のペーパークラフトその5は、ハクトウワシ。こちらもキャノンさんのサイトからいただいた。
先々週だったか、くらいから作り始めていたが、この連休で完成できそうな進捗だったので、はりきって作業にかかった。
頭部から作り始めたときはそれほど大きいとは思わなかったが、翼を作ってみるとかなり大きい。片方の翼が40cmくらいある。胴体も翼も芯になる部品を組み立てて、そこに肉盛りするように羽の束を貼り付けていく。結構リアルである。
最後に足を作ったが、これが一番難しかった。でもとりあえず、なんとか最後までこぎつけた。実は、2か所ほど大きな失敗があった。貼る場所を間違えて、羽の模様がずれてしまった部分がある。白い下地が露出してしまったので絵具でお化粧しておいた。
遠目にはわからない。
これが、出来上がりの写真。

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うーん、カッコいいね。
だがしかし、家の中に飾っておくと猫の餌食になってしまう。小さい鳥ならカミさんがピアノの上においてくれるんだが、さすがにこれは大きすぎる。ピアノとの組み合わせとして美的にもマッチしない。なので、翼を外して3つに分解し、段ボール箱に収納。いつか陽の目を見る日まで保管しておく。実は以前作った阿修羅像もさんざん猫の餌食になったので、分割して段ボールに収納してある。弥勒菩薩もその運命になる(これもまだ制作途中だった。鳥さん達を作り尽くしたら再開しよう)。
とはいえ、鳥シリーズはしばらくもっといろいろ作りたい。きりがないなあ。

「△※つく」言葉禁止条例

今日の禁止条例のご提案は、いささか個人趣味的な色が濃うございまして、ご賛同いただけるかどうか少々不安ではありますが、好き勝手に書いてみます。

作家の吉田篤弘さんが作品の中で、2語を繰り返す言葉のその2語に「つく」をくっつけて動詞化している言葉をとりあげて、通常は使わない言葉にまで「つく」をつけて言葉遊びをしていました。たとえば、いらいら→いらつく、むかむか→むかつく、などはよく使われますが、はらはら→はらつく、とは言いませんよね。

で、とにかく2語を繰り返す言葉を思いつく限りまずあげてみます。

あおあお あかあか あきあき あげあげ あひあひ あぶあぶ あへあへ あらあら ありあり あるある あれあれ
いえいえ いがいが いくいく いけいけ いじいじ いそいそ いちいち いぼいぼ いやいや いよいよ いらいら いろいろ
うかうか うきうき うじうじ うすうす うずうず うだうだ うとうと うねうね うはうは うほうほ うむうむ うようよ うるうる うろうろ
おいおい おずおず おせおせ おたおた おちおち おどおど おなおな おのおの おめおめ おやおや おらおら おれおれ おろおろ
があがあ がくがく かさかさ がさがさ かたかた かつかつ がばがば がびがび がぼがぼ がみがみ からから がらがら かりかり がりがり かぴかぴ
きいきい ぎいぎい ぎくぎく ぎざぎざ きしきし ぎしぎし ぎすぎす きつきつ きときと ぎとぎと きびきび きらきら ぎらぎら きりきり ぎりぎり きれきれ
くいくい ぐいぐい ぐうぐう くさくさ ぐさぐさ くすくす ぐずぐず ぐねぐね ぐびぐび くよくよ くらくら くりくり ぐりぐり くるくる ぐるぐる
けたけた げたげた けちけち けばけば けほけほ げぽげぽ けらけら げらげら けろけろ げろげろ
ごくごく こそこそ ごしごし ごそごそ ごぼごぼ こまこま こみこみ ごみごみ こらこら こりこり ごりごり これこれ ころころ ごろごろ ごわごわ こぽこぽ
ざあざあ さやさや さらさら ざらざら さわさわ ざわざわ
しくしく じくじく しげしげ しこしこ しずしず しとしと じとじと しばしば じめじめ しれしれ じりじり じろじろ じわじわ
ずいずい すこすこ すごすご ずかずか ずきずき ずこずこ ずぶずぶ ずぼずぼ すやすや すらすら すりすり するする ずらずら ずりずり ずるずる すぱすぱ すぽすぽ ずぽずぽ
せいせい ぜえぜえ せかせか せこせこ
そぼそぼ そもそも そよそよ そろそろ ぞりぞり ぞろぞろ そわそわ ぞわぞわ
たじたじ ただただ たびたび だぶだぶ だぼだぼ たまたま だめだめ たらたら だらだら
ちかちか ちくちく ちびちび ちまちま ちらちら たぷたぷ たぽたぽ
つかつか つやつや つらつら つるつる
てかてか てくてく でかでか でぶでぶ てらてら でれでれ
とくとく とことこ とげとげ どかどか どきどき どくどく どこどこ どさどさ どしどし どすどす とつとつ どたどた とびとび とぼとぼ どはどは どばどば どぼどぼ どやどや どよどよ どれどれ どろどろ
なあなあ なかなか なくなく ながなが なぞなぞ なになに なめなめ
にこにこ にぎにぎ にたにた にまにま にやにや
ぬくぬく ぬけぬけ ぬらぬら
ねばねば
のうのう のしのし のそのそ のたのた のびのび のりのり のろのろ
はきはき はげはげ ばくばく ばこばこ ばたばた ばてばて はふはふ ばぶばぶ はらはら ばらばら ばりばり ぱかぱか ぱくぱく ぱさぱさ ぱちぱち ぱふぱふ ぱらぱら ぱりぱり
ひくひく びくびく ひしひし ひそひそ ひたひた ひだひだ びたびた びちびち ひやひや びよびよ ひらひら ひりひり びらびら びりびり ぴかぴか ぴくぴく ぴこぴこ ぴしぴし ぴたぴた ぴちぴち ぴよぴよ ぴらぴら ぴりぴり
ふうふう ぶうぶう ふかふか ぷかぷか ぷくぷく ぶかぶか ぶくぶく ふさふさ ぷちぷち ふにふに ぷにぷに ふみふみ ふむふむ ぶよぶよ ぷよぷよ ふらふら ふりふり ぶらぶら ぶりぶり ぶるぶる ぷらぷら ぷりぷり ぷるぷる ふわふわ
べこべこ へなへな へらへら へろへろ べらべら べりべり べろべろ ぺらぺら ぺろぺろ
ほいほい ぽいぽい ほかほか ほくほく ぼきぼき ぼけぼけ ぼこぼこ ぽかぽか ぽくぽく ぽこぽこ ぼさぼさ ぼそぼそ ほとほと ほどほど ぼたぼた ぼちぼち ぼつぼつ ぼてぼて ぼとぼと ぽたぽた ぽちぽち ぽつぽつ ぽとぽと ほやほや ぼやぼや ぽよぽよ ほらほら ほろほろ ぼりぼり ぼろぼろ ぽりぽり ぽろぽろ ほわほわ
まあまあ ますます まざまざ まじまじ またまた まちまち まだまだ まるまる
みしみし みすみす みるみる
むかむか むきむき むくむく むしむし むざむざ むずむず むちむち むらむら むれむれ
めきめき めそめそ めらめら めりめり めろめろ
もくもく もぐもぐ もごもご もさもさ もしもし もじもじ もぞもぞ もたもた もちもち もてもて もともと もみもみ もやもや もりもり もろもろ
やあやあ やいやい やすやす やれやれ やわやわ
ゆくゆく ゆさゆさ ゆらゆら ゆるゆる
よいよい よしよし よたよた よちよち よなよな よぼよぼ よれよれ よろよろ
らくらく れろれろ わいわい わくわく わさわさ わざわざ わなわな わやわや わらわら

{嗚呼、疲れた}

さて、いろいろありますが、何かの様子を表す言葉が多いですね。物の質感もあれば、人の感情もあれば、物が動く様子、自然の様子など様々ですね。
このなかで、「△※つく」という言葉になってるのはどれくらいあるでしょうか?

いらつく うろつく おたつく かさつく がさつく ぎくつく ぎらつく ぐずつく ざらつく ざわつく じとつく じめつく そぼつく だぼつく ちらつく たぽつく にたつく にやつく ねばつく のたつく ばくつく ばたつく ばらつく ぱくつく ぱさつく ぱらつく びくつく ぴくつく ふらつく ぶらつく むかつく もたつく よたつく よろつく

少し無理がありそうなものも入れてみましたが、多くはないですね。
どれもあまりいい感じのする言葉ではありません。あまりよくない感じの様子のことをさらに侮蔑の感情をこめて、そうなっている、そうしているという様を描写しているような。(例外もありますが)
「つく」という言葉が、その字のとおり、その状態であることがくっつくことを示しており、その状態に「なる」という動的な意味を付加しているのではないかと分析します。
単にいらいらしているのではなく、さっきまでそうでなかったのに、その態度をとられると「いらつく」ということになります。

当たり障りのない 「ざらつく」「ばらつく」などの感情とは関係のない言葉は残しましょう。
感情に関係した「いらつく」「むかつく」は、あまり好きではありません。なので禁止!
これらの言葉はだいたい今自分がいらついている、むかついている時に自分で言うことが多いと思います。
なぜわざわざその感情を表明しなければならないのでしょうか?周りで聞いてる人はいい気持ちはしないのにです。僕のように他人の顔色を窺っていきているような内向的な人間にとっては、目の前の人が「むかつく」と言っただけで、それが自分のせいではなくても、「私が悪うございました」と思ってしまうのです。それは、前からむかむかしているのではなく、今むかむかしたという表明だからです。
「むかむか」することはきっとあるでしょう。でも、そんなこと言われたって何もしてあげられません。感情は自分でコントロールしてください。人に預けたり、その感情を撒き散らしたりしないでください。

というわけで、「いらつく」「むかつく」の使用禁止条例を発効します。

「させていただきます」禁止条例


今日は「させていただきます」という物言いを禁止条例とさせていただきたく、ここに意見を述べさせていただきます。

「させていただきます」の用法が間違っている場合が多くて、それを指摘する声はWebで検索するとわんさか出てきます。私も以前から気になって気になって、それでも耐えてきたのですが、先だって会社の会議で聞いた若い人の15分のプレゼンの中で最低20回は連呼するのにはさすがに唖然とし、誰かに物申したくなったのでした。

それは、上司の指示で月度報告をする会で、自分が開発している技術の進捗報告をする場でした。
「本日は、AAAについて報告させていただきます。最初に背景について説明させていただき、つぎにBBBについてお話しさせていただいたのち、その後CCCについてご報告させていただき、最後にまとめとさせていただきます。」っていうのはやめてほしいです。

文化庁によれば、「させていただきます」は、基本的には、自分側が行うことを、
(1)相手側や第三者の許可を受けて行い、
(2)そのことで恩恵を自分が受けるという事実や気持ちのある場合
に使われる、とのことです。

仕事での報告は、上司や部門で決めたイベントや指示であり、その場で誰かの許可を得る必要はなく、ましてや報告することで自分が恩恵を受けるわけでもないし気持ちもないはず。あきらかに誤用です。こうやって丁寧な言葉を使っておけば取り敢えず安心と考える若い人が多いと、どこかのブログに書いてありました。
そうですよね。そんな気持ちもわからんではありませんね。自己防衛機能とでもいいましょうか。

しかしですよ。私はさらにこの言葉に暴力的な意味合いを嗅いでしまうのです。

というのはこういうことです。
「いただきます」は謙譲語なので、謙譲をやめると「もらう」になります。従って「させていただきます」は「させてもらう」が元の言葉になるはずです。
「させてもらう」ってどういうときに使いますか? 相手が本当はそうして欲しくないのに、自分がしたいから勝手にそう「させてもらうわ!」という用法です。
ただし、一応宣言してやるわけだから、了解を得ようとしている態度は感心です。しかし、許可を得る前提で「する」ことを宣言しているから、そして、反論の機会を与えることないまま「するぞ」と結論を出しているわけだから、自分の意志を相手にゴリ押しするという意味で暴力的とも言えます。

だってねえ。「本日は12時で終了とさせていただきます。」って言われたら、しょうがねえなってほとんどの人は諦めるでしょ? 丁寧に言ってるようで「今日は絶対12時に終わりにするからね。問答無用」って言ってるわけですよ。これって、相手の許可を得ようとしているんだからいいじゃないですか、って反論も聞こえてきそうです。ならば「終了させていただいて宜しいでしょうか?」って許可を願い出るのが筋だと思うのですが。

まあでも、どっちでもいいですけどね。
気づかぬうちに自分もどこかで言ってそうだし。
「させていただきます」の自己防衛機能の誘惑に知らぬ間に負けてしまって。

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