直仁の「善き人のための」研究室

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宮古島旅行記 アオリイカの産卵?!

宮古島の海でシュノーケリングを楽しんだが、一番の思い出は新城海岸の海中でみたアオリイカの産卵?の様子だった。それがアオリイカ(例えばこんな姿)であったというのは、あとで調べて知ったわけだが、その時はとにかく泳ぐイカを間近に見て少々興奮気味だった。
新城海岸へは干潮のころ行ったので、遠浅の海はどこも立って歩ける程度の深さだった。イカに遭遇したのも、水深1メートルちょっとの場所だった。ビーチエントリーでサンゴと熱帯魚を存分に見ることができるだけでも嬉しいのだが、ほんとにこんなに浅いところでイカを見ることができたのは、クマノミの赤ちゃんを見れたことの次に嬉しかった。
そのイカはつがいだった。2匹が離れず一緒に泳いでいた。ずっと同じ場所にいて、私が近づくと一定の距離を保ちながら移動したが、私が離れると元いた場所に戻った。こんなことを何度も繰り返したが、必ず同じハマサンゴの上で停止していた。イカというのは泳ぐとき、足の前方に進むこともできるし、逆にも進むことができる。大きな目が印象的で、海中で見つけた時の嬉しさは忘れられない。この時も他の10匹程度の群れや数匹の子供の群れも見かけた。
つがいのイカの行動が面白くて、彼らをずっと観察していた。台風の影響で海中も少し流れがあり、足を海底に着けながらも流れに逆らって腕で水をかきながら身体を同じ姿勢に保つのは根気が要った。
彼らはハマサンゴの上でしばらく停止していたが、からだの色が茶色から白に変わった。と、やや小さい方の一匹が海底に降下し、白というより透明になって足の先から岩のようなハマサンゴと海底との隙間にもぐりこんだ。何やってるんだろう。それを見守るかのようにもう1匹はからだをくの字の曲げて(頭の先を少ししたに向け、目のある中央が一番上で、そこから出ている足がまた下がってくの字のなる)、からだ(頭)の色がさらに変わった。なんと、茶と白の縞になった。おもしれー。と思って見ていると、ハマサンゴの下から小さい方が出てきて、元の場所に戻った。2匹はしばらく同じ茶色に戻って停止(ホバリング)していた。いったいこの行動はなんなのだろう。餌を採っているのか?それとも?
しばらく見ていると、また、先ほどの行動を繰り返した。何度も行うのを見ていて、ひょっとして今こうして目の前で観察している自分は、何か珍しいものを目撃しているのではないかと少し嬉しくなってきた。水中カメラかビデオがあったらよかったのにと思いながら、長い時間見ていた。

あれから一カ月、あのイカはなんという種類で、サンゴの種類は何で、あの行動は何だったのか、ふと思い出してネット検索してみた結果、彼らはアオリイカのつがいで、産卵していたのだということがわかった。多くの記事は、海藻のようなエダサンゴのようなものの根元に産卵する様子と、白い房のような卵の写真を捕らえていたが、私が見たようなハマサンゴの下に潜る産卵の仕方は見つけられなかった。

いづれにしろ、イカの産卵だったのかと思うと感慨深い。こんな体験がビーチエントリーでできてしまう宮古島(や沖縄)の海は何とも豊かである。
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