直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

米国出張から生物多様性

先週、アメリカに出張で行ってきた。5日出発で10日帰国。
NY州、MI州あたりなので時差13時間。ほぼ昼夜逆転。
そろそろ、体内時計が元に戻ってきたところか。
Allentownという都市に行った。前に聞いたことがある地名だ。
Billy Joelの歌にあったはず、と思って周りの人に聞いたが、
知ってる人はいなかった。
あとで調べると、やはり、Allentownという歌があった。
ご当地ソングかと思いきや、失業問題を歌詞にした歌みたいで、
かの地の人々が嬉しがっていたかどうか怪しい。
You Tubeで探して曲を聞いてみたらメロディを思い出した。
学生時代、Billy JoelのアルバムをFMラジオで流していて、
カセットテープに録音して何度か聞いていた中のひとつだ。
Piano manはよく覚えているが、Allentownは少し地味だったから、
メロディまでは覚えていなかったのだろう。

アメリカの都市も地球上の土地に作られたわけで、砂漠や熱帯や
そういう気候ではなく過ごしやすい気候の地域は、どこもそう変わらない。
山があり、丘があり、平地があり、草が生え、木が生え、川がながれ・・・
家もあり(しかし、デザインはお国柄があるし、土地の使い方もそれぞれ)。
やっぱり地球の景色だ、と思った。

道路わきに動物がひかれた死体が転がっている。アライグマだ。
アメリカにはアライグマが普通に野生で生息している。しかも、
ハイウエイを渡れずに事故にあっている。なんともならないのだろうか。
5日間の滞在中、おそらく10匹以上の死体を見た。たまたま旅行で来た
ひとりの人間がそれだけの数を見たのだから、全米中でいったい何匹の
アライグマが毎日死んでいるのだろう。
ちょっと調べてみると、1平方kmあたり200頭いるそうだ。
結構多いな。
日本でもアメリカから持ち込まれたアライグマが野生で繁殖し、
問題になっているらしい。北海道なんかは生息数が拡大しているそうだ。
本州にもいる。そのうち、アメリカと同じように道路にのこのこでてきて
車に轢かれるアライグマが出て来るだろう。

そういえば、4,5年前に沖縄北部に旅行したとき、マングース問題を知った。
ハブを駆除してくれると勝手に思い込み、コブラと戦って勝てるマングースを
外国から持ち帰って野生に放した人がいた。そして、マングースは増え、
ハブを獲らず、ヤンバルクイナを絶滅に追いやろうとしている。

ちょうどわが名古屋で生物多様性条約締約国会議COP10が行われている。
生物多様性の本当とは?
福岡伸一先生に一度聞いてみたいきがする。単純な話じゃないと思う。
外来生物をなんでも敵視するということではあるまい。
昔から、数は少なくても生物は少しずつ移動し、外来種の入り込みはあったと思う。
日本の野菜もほとんどは外来種じゃないだろうか。
今は伝統野菜と思われている野菜も何百年も前に外国から持ち込まれたものが
多いのじゃなかろうか。一緒に昆虫や微生物も付いてきてるだろう。

何が良くて何がいけないのか。一律の考え方は危険だ。
研究者の多様な意見を共有して、多様な考え方の中から、だいたい正しそうな
知識と知恵を皆で得たいものである。
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