直仁の「善き人のための」研究室

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全日本フィギュア 女子SP 男子フリー

昨日の全日本フィギュア女子ショートプログラムは、待ちに待った、僕の望んだ結果となった。
浅田さんが新しい滑りを滑り切ったということだ。
トリプルアクセルに拘って飛んだことが騒がれているが、もちろんそれ自体本人にとっても重要なことだが、スケーティング、スピン、ステップの段違いの上手さを我々に見せつけた。そのどれをとっても、他の選手の中で彼女に勝る者はいないだろう。安藤さんも確かに上手だ。鈴木さんもステップが上手いと言われている。でも、僕は浅田さんの右に出るものはいない、いるとしたら、Pチャンか高橋君かシズニーしかいないと僕は思う。
トリプルアクセルは完ぺきではなかったものの、本番でとにかく回って降りられた、ということが本人にとって非常に大きなブレークスルーになったようだ。その後の演技が圧巻だったことがその理由だ。
演技が短く感じた。終わってしばらく声が喉に詰まってしまった。こういう人、演技に出会える機会はあまりない。男子フリーで執念の滑りを見せた高橋君の演技でもまた涙してしまった。昨日は、この2つの演技を観ることができたことによって最高の一日になった。

女子SPでのその他の感想。
安藤さんは新しいSPをグランプリファイナルでの失敗を克服してよく仕上げてきた。立派な余裕のある滑りだった。庄司さんは14歳とは思えない優雅な身体の動きを持っていて、ジャンプも飛べる素晴らしい逸材ぶりを示した。日本人としては今までにないタイプで、これからすごく楽しみだ。名古屋っ子の大庭雅さんも頑張った。ジャンプはよいのでその他の演技に磨きをかければさらに得点を狙えるだろう。村主さんは29歳の落ち着きで失敗なくまとめた。村上さんは、いつも通りだったように見えたが、ダブるアクセルがすっぽ抜けた。魔がさしたとはこういうことだろうか。滑りには庄司さんにはない切れとスピード感がある。優雅さでは負けるが、自分の良さを伸ばしていけばよいと思う。

男子フリーでのその他の感想。
小塚君は悔いの残る演技だったが、スケーティング、スピンで高橋君に勝った。こういう基礎のしっかりできている人は強い。Pチャンと同じタイプだ。素人的には、異常に点数が出すぎに見える。けれども、ジャッジ的には根拠のあることだ。ジャッジが点を出しやすいように演技をしているのかもしれないが、それでは一般の観客は面白くないことが多い。Pチャンは上手いかもしれないが、プログラムはつまらない。高橋君のプログラムのように、もっとずっと観ていたいと思わせる人は本当に少ない。
織田君はまたもフリーで4回転を失敗してしまった。彼は残念ながら音楽性や芸術性で他の選手に勝てないことを自覚しているのでジャンプで勝つしかないのに、決め切れなかった。練習量なのだろうか。「あきらめない」というのが浅田魂ということで、小塚君も宇野君も他の名古屋のメンバーも彼女のその精神に見習って頑張っている。麻雀の鬼と言われる桜井さんと言う方が本を書いているが、そこに、練習も本番も無いということを書いている。いつも本番のつもりで練習しないと本番だけうまく行くはずが無いということだ。そのとおりだ。フィギュアの選手たちがどういう練習をしているのか僕は全く知らない。練習を練習としてやるのか、いつも本番と思ってやるのか、意識がどちらにより近いかで練習の質が変わってくるはずだ。皆どうしているのだろう。織田君はどうしているのだろう。

さて、もうすぐTVで女子フリーの放送が始まる。浅田さんは完全にふっきれただろうか。ジャンプは失敗しても、世界一のスケーティングを見せてほしい。
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