直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

日本の生き物

年末の休日は昼間にテレビを見られるせいか、それとも、各局で特集の再放送なんかを流す機会が増えるせいか、興味深い特集に出会うことがある。

例えば、BSJapanでは、ヨーロッパの祈りの場所に関する建造物を紹介する番組を観た。要するに、教会建築である。フランス、イタリア、スペイン、ギリシャなどにある聖堂、修道院、礼拝堂などだ。キリスト教の本場であるヨーロッパの古い教会建築の何とも言えない雰囲気が映像から伝わってきた。著名な建築家のル・コルビュジエが設計した礼拝堂は、その内部が素晴らしかった。外観も奇妙な作りに見えるが、見ていて飽きない。内部は、採光の美しさに見惚れてしまった。

NHKでは、生き物についての特集を観た。日本と欧米の紅葉は、色の多彩さに違いがある。日本の方が色が多彩だ。もみじの仲間の種類は、日本が約30で欧米はどちらも約15と半分しかないそうだ。なぜそうなのかいろいろ解説されていたが、氷河期まで遡った理由があるらしい。また、哺乳類、爬虫類、鳥類の固有種は日本は130種だそうだ。これは、オーストラリアの1300種に比べれば少ないが、固有種で有名なガラパゴスの110種を上回っている。イギリスには固有種がいないそうだ。日本は、意外に固有種が多いとのこと。さらに、海洋生物(バクテリアから哺乳類まで)は約33000種で、全世界の海洋生物の約15%だそうだ。日本のまわりの海は太平洋、東シナ海、オホーツク海に囲まれ、サンゴ礁の海から、北の流氷が流れて来る海まであり、かつ、4つの海溝があり、深海魚も多い。種類が多い理由も日本という島が大陸から分離してできあがる過程や氷河期の影響もあって詳しい説明があるらしいが、いずれにしろ、海洋生物の種類の多さには驚くべきものがあるそうだ。
もちろん、昆虫や菌類などまで調べたら、日本が特に多いかどうかはわからないけれども、いまだに森林が多く、海に囲まれた日本という国の生物の種類は他国に比べて多いと言ってもいいようだ。自分が作り出したものではないのだけれど、ただ、たまたまこの国に生まれただけなのだけれど、こういう状況に対して嬉しく思うのはなぜだろう。家庭、地域、会社、社会システムという日常生活の視点から、地球の中の日本が生態系としてどういう位置にあるのかという見かたに視点を変えてみると、つまらない三面記事的な出来事がよけいにつまらなく思えてくる。
視座を変えよ、というのはシステム思考の原点である。情報というのはありがたい。知るということは視座を変えるチャンスになるからだ。どのような記事を見るか、テレビ番組をみるか、本を読むか、それは常に選択の連続である。どのように選択するかが、情報の質にかかわる。視座を変える。メンタル・モデルを変える。その連続で自分が変わり成長する。芸術も哲学も文学も遊びも漫画も仕事も食事も全部つながっていて、全部ひっくるめて自分の視座を一段高いところに置いて眺めてみたい。
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