直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

私を生きるための言葉

泉谷閑示先生の「私を生きるための言葉」を読み中である。
難しい箇所もあるが、共感を覚える箇所もある。

本書が言わんとするところは、またの機会に紹介したいと思う。

エピソードとして面白かったトピックスに次の様なものがある。

サッカーの中田英寿さんや野球のイチロー選手がマスコミのインタビューに対して思っていることが紹介されていた。それは自分が普段思っていることに通じていていちいち納得した。
実は、例えば、中田さんが現役のころ、インタビュアーのつまらない質問に対し苛立ちながらつっけんどんに答えていたのを何度か見ていて、彼の態度にもいい印象を持てなかった。しかし、彼には一貫してインタビュアーに対するごく真っ当な要求事項があったことが本書の紹介でわかった。
インタビュアーの質問が不適切、曖昧であることを嫌っているのだ。嫌うというより、しっかりしろよ、と注意しているのだ。本当に何を聴きたいのかわからない質問。プロのインタビュアーであれば、勉強しろということだ。試合の内容を分析し、聴衆が何を聴きたいのかを考えて、適切な言葉で質問するべきである。
「今日の試合は2-2でしたが?」といった質問はよくある。「で?」と聞き返したくなるのは中田さんや私だけではなかろう。何を聴きたいのかわからない。どのような回答を期待しているのかもわからない。
フィギュアスケートをTVでよく見るのだが、インタビューの場面はあまりいい感じがしない。試合前の気持は?試合中に何を考えていたか?得点を観ての気持は?明日はどんな滑りを見せてくれるか?ファンにひとこと! こうしたお決まりの質問には何の意味もないと思う。どきどきした。緊張していた。頑張ろう。そんな答えしか返ってこないのは容易に予想される。

どうしてこのような質問の弱さが日本人に多いのか、その分析が本書に紹介されている。
自分がいつも感じている事が裏打ちされる例が満載の本である。

本当はもっと気になる部分もあるのだが、もう少し考えてから紹介したい。
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