直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アルヴォ・ペルト ARBOS

アルヴォ・ペルトというエストニアの作曲家がいる。まだたぶん存命だ。そのARBOS(アルボス≪樹≫)というアルバムを持っている。最初の曲、アルボスが好きだ。たまに聞きたくなる。たまに聞きたくなるような曲という意味で好きだ。金管楽器が目立つ曲で、音の始まりがわからない。たくさんの楽器が同じような旋律をずらしながら重ねて響かせ、最後は、最初の逆の順序で終わるように、すっと、またすっと音が消えていき、少し突然に終わる。少し突然に。ま、音楽を文章で表現することはまず不可能だから、これ以上の説明はあきらめる。
この曲を聞くとヨーロッパの暗い街の運河の周りに立つ込み入った石の建物群のブリキ臭いような、そして、よく宮崎駿監督のアニメにでてくるごった煮のようないろんなものがくっついてひんまがったゴミの塊のような建物のイメージが湧いてくる。その建物からトランペットの音が物憂い感じで流れてきて、物憂い感じの貧しい労働者達が、肩を落としてゆっくりと体重そうに仕事にでていくような様、空気を感じる。なんで、≪樹≫というタイトルなのに、そんなイメージが湧くのかよくわからない。(追記:アルボスは ニコニコ動画の アルヴォ・ペルト「タブラ・ラサ」他 の動画の一曲目に入ってるのを見つけました。ご参考まで)
これ以外の曲は、静謐という言葉が似合う、聖歌のような音の少ない曲だ。気持ちがいい。
もうひとつ、アリーナというアルバムもある。この中の曲は、本当に音が少ない。ゆーっくりと、一音階ずつ長い音を出して、順に上げていき、真中で折り返して、ゆーっくりと降りてくるだけ。簡単な和音の伴奏があるので音楽に聞こえる。これに呑まれると、時間の速度が一気に遅くなる気がする。落ち着いた時間が取れるときに聞くのが善い。というか、そういうときしか聞けない。そんな曲。
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。