直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

浅田真央が阿修羅王にみえる

年末のフィギュアスケート全日本選手権から、年明けの名古屋でのフィギュア対抗戦、そしてStars on Iceでの浅田真央さんの演技をみていて、彼女はホントの仕事師だと感じた。
もちろん、母親の死によって数日練習できなかったハンデがあったにも拘わらず全日本選手権で優勝した心の強さには感服するが、年明けてのアイスショーで新たな大技を成功させてくるところなど、常人ののんびりした観戦気分を吹き飛ばすようなアスリートとしての凄みを感じずにはいられなかった。数年前にやっていた技だというが、トリプルフリップ+トリプルループの連続3回転ジャンプである。セカンドジャンプのトリプルループは、最初のジャンプを降りた足でそのまま踏み切るという難度の高い技である。年末の全日本選手権での戦いとは別に、すでに練習では準備をしていたのだろう。おそらく、次の四大陸選手権の本番のプログラムに入れてくるであろうし、3月の世界選手権では、さらにトリプルアクセルを入れて最強のプログラムに仕上げてくるだろうことが目に浮かぶ。
笑顔の裏に、このような緻密な計画があって、着々と準備していたわけだ。以前から武士気質だと思っていたが、その思いを新たにした。

ところで、今年のショートプログラムの衣装が、曲のシェエラザードにあわせた東洋風のパンツスタイルだが、この衣装とともに演技で見せる顔つきに、どことなく阿修羅王の雰囲気を感じる。若いころ仏像鑑賞が趣味だった自分だから、そう思うのだろう。彼女の写真(FACEBOOKページから拝借)、興福寺阿修羅像、そして萩尾望都の漫画「百億の昼と千億の夜」の主人公アシュラを並べてみる。
阿修羅の本性は内に秘めた闘争心と見れば、夏目雅子に似ていると噂された興福寺阿修羅像の眉根を寄せた童顔の思慮深げな眼差しに感じるものと、浅田真央のアスリートとしての姿勢にどこか似たところがあるのではないか。そして、光瀬龍原作の百億の昼と千億の夜に登場し、遥かなる過去から未来へ孤独に生き抜く少女の姿をしたアシュラの宇宙創造主との戦いが、さらにまた重なって見えるのは想像しすぎなのかも。
しかし、面白いと思うのである。

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