直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

「なかよし」で育まれた嗜好

最近、ふとしたことで、高階良子の漫画が懐かしくなり買い求めた。
はるかなるレムリアより
タランチュラのくちづけ
ガラスの墓標
化石の島
このあたりの作品は、読み返すと、登場人物のセリフが脳裏から蘇ってくる。
小学校か中学校のころ、少女マンガ雑誌「なかよし」の連載で読んでいた作品だ。
「なかよし」は妹が親から買ってもらっていて、それを回してもらっていた。
ただし、「なかよし」掲載作品の中で「キャンディ・キャンディ」と高階良子のホラー作品以外を思い出すことができない。
僕は思春期を迎えるころ、「キャンディ・キャンディ」によって人の運命の可能性を知り、高階良子によってSF物語の面白さを覚えた。前者は今、美内すずえの「ガラスの仮面」や上橋菜穂子の「守り人」シリーズへの嗜好につながっていて、後者は山岸涼子や萩尾望都のホラーやSFチックなマンガへの嗜好につながっているように思う。
結局、夢見るようなお話に惹かれるのだ。ちょっと不思議な出来事が起きる物語に目がない。だから、そういう感覚で村上春樹を読んだり、粕谷知世を読んだり、最近は吉本ばななの「はごろも」が面白かったりするのだろう。
思春期に三島由紀夫を読んでいたら、宮澤賢治を読んでいたら、・・・もっとまともな人間になっていたかもしれないんだけど、これはこれでよかろう。
楽しき物語は次から次へと僕の前に現れて、新しい世界へ連れて行ってくれるのだから。
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