直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画『ピアノマニア』


映画『ピアノマニア』 - シネマトゥデイ



名古屋新栄近くの名演小劇場で観た。文字通り、マニアックな映画である。実在のピアニストとスタインウエイ調律師がひとつの音楽を作り上げていく過程をドキュメンタリーとして追った映画である。
ピアノの音の響き方の微妙な違いを議論し、調整し、再度議論しの繰り返しは駆け引きのようで面白いが、音そのものの変化についての彼らのコメントを正確に理解するには骨が折れる。というか、何度か観て聴き直さないと無理だろうと思った。ピアノを弾く妻は、観たあと、それらの音の違いやピアニストがいいたいこと(要求)はよくわかったと言っていた。演奏する本番前には使うピアノの音を細かくチェックし、会場の音響に合わせてタッチを変えてコントロールしたり、といったことを経験しているので、映画を楽しむというより、現場で神経を使う場面を思い出してとても疲れたようだった。ピアノを弾かない自分には、現場の隠れた苦労を映画の中で垣間見ることができて面白かった。ピアノには製造番号がついていて、使うピアノをその番号で呼んでいたのが印象的だった。彼の演奏のために、No.○○を用意する、といった具合だ。
それにしても、調律師のマニアックなこだわり様と、ユーモアある人間性には感心した。そして自分の腕一本で生きていく職人としての仕事のありように羨望を感じた。
つい先日仕事の失敗で上司から強い叱責を受けてやるせない気分が続いていたことも影響しているのかもしれないが、職人としての生き方への憧れが以前に増して強くなった週末であった。
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。