直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

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日蝕の不思議

月曜日は金環日蝕です。これが自宅で見られるとは、何とも楽しみなイベントです。今回は金環ですが、いつかは皆既日蝕も見てみたいものです。

ところで、皆既日食が見られるのは本当に奇跡だと思うのですが、世の中、「奇跡」とまで思う人は意外と少ないようです。会社の若い人たちに聴いてみてもイマイチぴんときてないふうでした。

日食とは太陽の一部分、もしくは全体が月によって覆い隠される現象である、とされています。
皆既日食は、全体が月によって覆い隠される現象です。しかし、もし月がもっと小さかったら、あるいはもっと遠くにあったら皆既日食にはなりませんよね。太いリングになるだけです。もちろん、地球の公転軌道(太陽の周りを回る軌道)も月の周回軌道(地球の周りを回る軌道)も楕円なので、少し月が小さめに覆ったり、逆に月が大きめに覆ったりすることはあります。でも、だいたいほとんど、見掛け上の月の大きさと太陽の大きさは等しいのです(視直径が等しい)。
これはとても不思議なことだと思います。奇跡的とさえ言えます。

大きさが等しく見えるということは、太陽と月の直径の比と、地球から太陽までの距離と月までの距離の比が同じということです。どちらもほぼ400倍なのです。

ただの偶然でしょうか?たまたま人類が地球上で生存しているこの時(太陽系の歴史、地球の歴史の中のこの時)の2つの天体の大きさと位置の巧妙なバランスに驚きを禁じえません。
たとえば、木星にはたくさんの衛星がありますが、どの衛星も木星から見た見かけの大きさは太陽のそれとは明らかに異なります。表をご覧ください。

衛星

16個の衛星のどれひとつも見掛けの大きさが太陽と同じになるものはありません。直径の比と距離の比が同じかどうかを見てください。
火星にも2つ衛星がありますが、こちらも見かけの大きさは太陽とは異なります。地球から見た月と太陽だけが奇跡的に同じなのです。

さて、地球と月と太陽のこの関係についての科学的な説明を私は今のところ知りません。
そもそも、この関係を不思議に思うよりも偶然で片づけてしまう人が多いようです。
科学館でプラネタリウムの解説をやっている友人も偶然派でした。
しかし、これを偶然で片づけるよりは、不思議、奇跡と思っていた方が何だか面白いと思うのが私の感覚です。

月は宇宙人が人工的に作ったか、持ってきたか、という説をどこかで聞いたような。
最近、コミックが発売されている、J.P.ホーガンのSF小説「星を継ぐ者」でも月は昔、小惑星がひとつの惑星だったころの衛星だったものを持ってきたようなストーリーになっています。
そういう話を思いつきたくなる、この不思議な事実の謎を誰か解いてくれるといいのだがなあ。
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