直仁の「善き人のための」研究室

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フィギュアスケートNHK杯の結果

フィギュアスケートNHK杯の男女シングルが昨日終わった。
昨日は会場の仙台地方で震度4の地震が2回もあったので、演技中に揺れなければいいがと思ってみていたが、幸いなことにそれはなかった。夜、千葉、東京で震度4があった。ちょっと続くので気にはなる。

男子シングルは、羽生君が4回転ジャンプを2回降りて高得点を出し優勝した。後半、スピンでよろけて転倒するなどあったが、何とか頑張った。彼の演技にはいつも情熱を感じるのだが、それは一方で力の入れすぎもあるのかもしれない。余分な力を使うので後半ばててしまうのだと思う。今回はさらに2本目の4回転(サルコウ)の着氷でバランスを崩しかけたところを必死でこらえたため、そこでかなり力を使った(本人の弁)。ここで相当足に負荷がかかり、後半の消耗につながったと思われる。
かように、フィギュアスケートの演技は、すべて最後まで完璧にこなすのは難しい。最初から順調にうまく行った時だけ最後まで行ける。途中で少しでもミスをすれば足に負担がかかり、続く演技に影響する。今年は男子シングルの上位のほとんどの選手がフリーで4回転を2度または3度入れてくる。相当なリスクだ。これを難なく決めることができた者だけがメダルを手にできる。だから男子は見ていて面白い。

女子シングルは、浅田さんがなんとか優勝した。ショートでは完璧に近い演技で高得点を出したが、フリーはジャンプが決まらず散々だった。決まらないというのは正確ではない。3回転の予定が2回転になったり、1回転になったりして、計4つのジャンプで点を落とした。ただ、転倒したわけではなく、演技の流れに影響しなかったので基礎点からのマイナスはあまりなかった。2位の鈴木さんはショートでたった一本の3回転ジャンプでミス(1回転になった)が響いて点が稼げなかっただけで、フリーはほぼ完ぺきに滑り、観客総立ちの感動的な演技だった。本当は本人も続く浅田さんの演技を見て「勝った」と思ったのではないだろうか。

正直なところ、浅田さんの4本のジャンプのミスは信じられない出来事で、昨年の悪い状況を思い出させた。フリーの得点は鈴木さんが126点台だったのに対し、浅田さんは100点も行かないのではないかと直後思った。しかし、結果は117点台と意外にのびた。この際、少し控えめな点数がでて優勝できなかった方が本人にとってはよかったのではないかとも思った。非常に悔しい思いをしているはずで、そんな気分で金メダルをもらうことは納得のいくところではないだろう。

採点表を分析してみた。まず、技術点は、ジャンプ、ステップ、スピンそれぞれの基礎点を比較すると、鈴木さんが浅田さんより約15点高い。浅田さんが3回転を2回転や1回転にしてしまったので当たり前である。ジャンプのエラーについては、ふたりともルッツジャンプでエッヂエラーをもらっていてイーブン。スピン、ステップの4項目は、鈴木さんはレベル4が3つとレベル3が1つ。浅田さんはすべてレベル4。今季からルールで新設されたコリオグラフィックシークエンスは基礎点だけがあり、GOEで差がでるだけのよう。
つぎに、技の出来栄え点であるGOE(それぞれの技の出来栄えに対し、プラスマイナス3点以内の点を加減する)を加えた技術点の合計は、鈴木さんが浅田さんより12点ほど高い。基礎点の差より3点縮まっている。つまり、浅田さんの演技は出来栄えで少し挽回していたということになる。
演技構成点はどうか。5つの観点(スケーティングスキル、技のつなぎ、動作、振り付け、曲の解釈)があるが、鈴木さんはすべて7点台なのに対し、浅田さんは8点台が3つあった。ここでも約2点浅田さんは鈴木さんを上回った。これでフリーの合計点の差は10点弱になり、ショートの差と差引きして0.05点差で浅田さんが勝った。採点表はすべて公開されるので面白い。
上でのべたように、浅田さんは技の出来栄えや演技構成点で鈴木さんより多くの点を出しているので今回勝つことができた。これらの点はビデオ判定とかで客観的に決められるものではないが、審判も様々なガイドラインで勉強しているはずなので、ある程度信頼できる採点をしているのだとは思う。けれども、こんな風に結果的に僅差で勝負が決まった場合には、審判の裁量ひとつで順位が入れ替わってしまいかねない。そこまで見越して採点しているとは思われないが、(今風に言えば)なかなかビミョーだ。
まあ、こんなことくらいは選手にとって当たり前の世界なのかもしれない。僅差で泣くことがないように圧倒的に勝てるように頑張るしかない。

浅田さんが今回フリーでミスを連発した背景はなんだろうか。最近よく言われているが、彼女は練習で完全にできるようにしてないと本番で決められないタイプらしい。トリプルアクセルがよい例で、練習で毎回飛べるようにしてないと安心できず、本番で失敗して他のジャンプにも影響してしまう。今回も、ルッツジャンプのエッヂエラーを気にしすぎていたようだし、フリー全体を通して練習で完璧に滑れる状態ではなかったのだろう。猛練習に猛練習を重ねて何度やっても失敗しない状態まで持っていかないとだめなのかもしれない。

ここからは血液型で議論。何の根拠もないけれどお遊びで考えてみた。
浅田さん、羽生君、小塚君はB型。高橋君、鈴木さん、村上さんはA型。
うーん、などほど。
高橋君と鈴木さんのA型はうなずける。特に高橋君は典型的なA型という感じがする。年上で王者なのに、周りを気にする動作が目立つ。反対に羽生君は自分のことにまっしぐらで、いかにもB型。浅田さんも同じく自分のことにまっしぐらだ。調子がいい時のB型は強い。けれどもムラっけがある。浅田さんには、佐藤コーチが遠慮してか、大人としての扱いなのか、信頼しているという意味であまり声をかけないみたいだ。今回もショートを終えて翌日のフリーに向けてたいしてコメントしていなかったという。でもB型なので、不安材料があればきちんと言い聞かせて本人の迷いを断ち切るよう指導したらよかったのにな、と思う。つまり気持ちで乗せてしまうというわけだ。

こうやって家に引きこもっていろいろ妄想していると一日が過ぎていく。
さてと、聴かなきゃいけないCDがあるし、読まなきゃいけない本もあるし、サグラダファミリアも作らなきゃいけないし・・・。僕もA型だからなのか、〇〇しなきゃいけない、って決めてしまうのは性なのだろう。
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