直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

金刀比羅神社と讃岐の事情

讃岐うどんツアーは、琴平を拠点とした。従って、当然のことながら金刀比羅神社にお参りした。こんぴらさんという呼び方で昔からよく聞いてはいたが今回始めての参詣である。何しろ石段が多いので有名で、結構疲れた。しかし、参道や山の景色はなかなかよくて、天気も良かったから気分爽快だった。真っ赤なツツジや山の自然の藤が楽しめた。遠くの山には新緑だけでなく、おそらく種々の広葉樹の花の色だと思うが、白や黄緑や藤の青などが入り混じって綺麗だった。

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金刀比羅神社の本殿の屋根には金比羅の金ぴかの一文字が光っている。境内には大きな楠が神々しく聳えている。どっしりとした太い幹は参詣する人々を 暖かく包んでくれるような大きな意志があるようだ。神楽殿には色鮮やかな火焔太鼓があって、神域にあるせいか光り輝くように見えた。

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琴平からまんのうにかけての地域は、山あいの農村地帯が広がっている。まんのうとは、日本一の溜池である満濃池があることからそう呼ばれているらしい。地図でみても、車や電車で走って見ても、溜池をよく見る。かなりの数の溜池がある。映画 UDONにも出てきたのを思い出す。雨が少ないからなのだろうか。そういう土地は麦の栽培に適しているので、うどん造りが盛んになったのだろう。そして溜池は弘法大師が改修工事をしたというから相当に歴史がある。周りの集落に順番に水を供給したのだろう。現在でも地域毎に溜池の水を流す時期が決まっているそうだ。ちょうど田植えが終わった水田を見たが、まだ水もはっていない田も多かった。そこらは6月に水がくるのだそうだ。

山には竹藪がかなり多い。タケノコの一大産地だったのかもしれないが、今は誰も手入れせず荒れ放題である。中国の安いタケノコが入るようになると価格が10倍にもなる日本のタケノコは全く売れず、皆タケノコを採るのをやめてしまった。竹は一年で成長うするので手入れしないとどんどん詰まってきて人も入れなくなる。竹同士が共食い状態になって枯れてしまうのだという。

そんなことをうどんタクシーの運転手さんから聞きながら、山間部のうどん屋を回ったという次第である。

勉強になるなあ。ただ漫然と景色を見てのどかな田園風景だなと思っているだけではダメである。気をつけてみれば、荒れた竹藪や松食い虫でやられて枯れた松や、家の造りが土地によって異なることなどがわからなければいけない。人々の生活の背景にはいろいろなことがあって今の景色が生まれているのだ。
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