直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

ねこ談義

ネコと同居してみるとなかなか楽しい。
全身毛だらけの小さな生き物が家の中を歩きまわり、走り回り、床に寝転んでいる。
ときには、「な~お」と鳴いてすり寄ってくれば、足や手に噛みつく。

ネコはどのくらい頭がよいのか(わるいのか)よくはわからないが、ヒトとコミュニケーションをとることができるのでペットとして人気があるのだろう。短期記憶が少し乏しいようだし、長期記憶もおそらく条件反射的なもの、基本的な行動様式に絡んだものに限られるようだ。
してほしくないことをしたときに「だめ」というと止めてくれるのだけれど、すぐに同じことをする。こいつ、さっきのこと覚えてねーのかよ、と思って何度も「だめ」という。この繰り返しである。しかし、「だめ」という言葉が「してはだめなこと」だということはわかっているらしい。「にゃろ、ごろ~」みたいな妙なつぶやき声を出してすごすごと引き下がる。
最近ようやく名前を呼ぶと振り向いたり、寄ってきたりするようになった。ゆっくり歩いてきて股の間にきて座る。やさしく撫でてやれば気持ちよさそうにするし、体勢を変えて僕の足元にぴたっと身体を寄せるようにしてまた寝転ぶ。
どこの家のネコもそうなのだろうが、この程度のコミュニケーションは当たり前にする動物である。
撫で方を乱暴にすると、爪を出してパンチするし、噛みついてくる。これがまた楽しい。

単純なパターンの繰り返しと、一方で、同じアクションに対して、複数のリアクションバージョンがあるのも面白い。そのときの気分でリアクションが異なるが、それでも、それほどバージョンは多くない。行動に深い因果関係や論理はどうもなさそうだ。


ネコを飼う前には準備段階があった。といっても計画的に準備していたというよりも、ネコへの関心を高めているうちに飼うことになってしまったというのが正しい。

準備段階のころから読んでいるネコ関連ブログが2つある。

ひとつは、短毛のソマリ「レオ」くんと暮らしている一人住まいの男性のブログ「ききわけのいい猫」。ソマリという猫は毛が長いのが普通なのだが、たまに短毛の固体がいる。前に大須の猫カフェに行ったときに膝の上に乗ってきたのも短毛のソマリだった。しゅっとしていてスマートな猫だ。毛色も一見茶色一色に見えるが、細かくみると単色ではなく一本一本の毛に色の層がある。霜降りと呼ばれる獣色だ。ワイルドかつシンプルで好きな色だ。
飼い主の男性は、猫との暮らしの中で考えたことを哲学的な表現で伝えてくれる。なんだか村上春樹の小説の主人公の雰囲気のある人で、文章がうまい。週末ごとに更新されるのを楽しみに読んでいる。

もうひとつは、地域の猫の写真を撮って毎日載せてくれているブログで、その人がいかに猫が好きかが窺える。野良猫、外猫(飼い猫)達の表情をうまくとらえていて、コメントが楽しい。一度見かけて写真に収めた猫には名前をつけているが、情が移ってしまわないように、あえて可愛くない名前をつけているそうだ。「再開発1号」とか「だらだら1号」とか「おにぎり顔」とか。これが逆に見てるほうは面白い。「一日一猫」というブログ。この方は、猫の毛色について大変詳しい。時々、毛色の特徴を言い当てながら遺伝型まで推測している。研究レポートのサイトも作っているのでとても参考になる。
猫に興味を持ち始めると、おのずと猫の種類を覚えたくなる。アメリカンショートヘア、スコティッシュフォールド、マンチカン、ソマリ、メインクーンなどなど、ペットショップで売ってる血統のある種類もあるけれど、いわゆる雑種に現れる毛色の呼び方をまず基本として覚えた。うちに来たキジトラをはじめ、キジシロ、茶トラ、茶白、キジうず、三毛、など。面白いのは、必ずしも親の毛色を受け継がず、黒と茶トラとキジ白の兄弟が生まれたりすることもあるらしい。
トラ模様の猫はだいたい額にMの字の縞がある。また、目の横に「クレオパトラライン」という2本の筋がある。このラインがカッコいいので好きだ。

もともとカミさんが飼いたいといって飼い始めたのだが、僕のほうが入れ込んでしまった。そしてついに、ネコになったつもりで、ネコブログを立ち上げてしまった。50歳のおっさんが恥ずかしげもなくこんなものを書いているが、短く写真を主体に気楽に書いている。
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