直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

お茶、植物園と動物園、味噌、ピアノ

【お茶】
昨日はカミさんが誘ってくれて、とある日本茶専門店に行きました。たった一滴のお茶をゆっくり味わうという経験から、「集中」ということの大事を思い起こされました。
僕は抹茶、カミさんは煎茶をいただき、カミさんの二煎目を一口飲ませてもらったのですが、「これがお茶か!!!」と思わず顔の表情が崩れるほどの味と香りに驚きました。
たった一口のお茶なのに、その瞬間は味と香りを最大限に感じたくて「集中」しました。
たった5分でもお茶を楽しむ心のゆとりがその人の生き方を変える、といったようなことを店主は言いましたが、説得力があります。
ヨガは呼吸に意識を集中します。そして、体の動き、関節、筋肉、ガイドに従いいろんな場所に意識を向けます。ヨガのレッスンを受けている90分は、「集中」によって精神が洗われていたことを想い出しました。
その時間を最近は持っていない。
昨日のお茶の体験は、「集中」の大事さを思い出させてくれました。

もうひとつ意を強くしたのは、「人生には時間制限がある」というさる人の言葉です。
人生には時間制限がある。だから、・・・。
・・・にはひとそれぞれの言葉が入るのだと思いますが、僕にはまだ定まっていません。というか、考えが行ったり来たりしています。お茶を味わって思ったのは、時間制限がある中で、驚きやうれしいことや感動することに触れることを大事にしなくてなんとする、ということです。嫌なことやつらいことや苦しいことや心配ごとに心を囚われることが多くて気持ちが穏やかでない日がこのごろ続いているのですが、その時間がいかにもったいないか、ということです。

会社の大先輩からは「いい子にならなくていい。悪い子になれば楽になる」と飲んだあとの帰り道で諭されました。
そうなんだよな、頭ではわかっているのにな、と思いながら、コントロールできない心にうじうじしていた一昨日。
お茶はひとつ生き方に大事なヒントを与えてくれました。

【植物園と動物園】
お茶したあと、久しぶりに東山動植物園に行きました。桜を見たくてどこがよいか思案しながら電車の吊り広告を見ていたら、「ツシマヤマネコ舎オープン」の字に目が止まり、桜も咲いてるだろうし、植物園に行ってついでにツシマヤマネコも見てこようと思った次第。
植物園には意外に桜は少なくて、そのかわり春の花木が目に眩しく咲いていました。
木蓮、山躑躅、シデコブシ、ミモザ、といった白、紫、黄色の花が温かい陽気の中で美しく出迎えてくれました。
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温室を見てから動物園側に移動すると、ツシマヤマネコの新しい獣舎はまだ建設中でした。ちょっと残念と思ってぶらぶらとほかの動物たちを見ていくと、なんのことはない。今までの古い獣舎に彼を見ることができました。
ネコ科の動物たちはみなとにかくカッコいい。面白いもので、キジトラ猫と同居しているせいで、ネコの仲間への関心度が上がっているのです。ツシマヤマネコもベンガルヤマネコも家猫とほぼ同じような大きさなのですが、小顔でしゅっとしています。彼らは額に白黒の縦スジがあって、これがうちのキジトラの黒いMの字模様と異なります。この縦スジがカッコいい。もしかしたらと思ってネットで調べてみると、イリオモテヤマネコも縦スジがありました。家猫の祖先はリビアヤマネコだと言われていますが、リビアヤマネコはどちらかというとMの字模様です。ベンガル、ツシマ、イリオモテ達とは系統が違うのでしょうか。

ほかにはアライグマとハクビシンをしっかり見ました。しばらく前に近くの中学校の敷地にそれらしい動物がいるのを見かけて、通りすがりのオジサンが「アライグマだ」と教えてくれたのですが、本当は狸なんじゃないかと疑わしかったので、本物のアライグマの特徴を確認したのです。やっぱり、あれは狸だったとしかいいようがない。

僕が一番好きな麒麟はちょうどお食事中でした。うん、やはり麒麟はいい。そのしゅっとした高さに圧倒されます。

よい休日でした。

【味噌】
今日は味噌を仕込みました。今回の味噌作りセットは、越中富山の南日味噌醤油さんから取り寄せました。
毎回、異なる味噌屋さんから大豆と麹と塩のセットを取り寄せて、それぞれの味を楽しんでいます。
今いただいているのは、玄米麹を使った味噌で、味噌汁にすると野菜の甘みを引き立たせてくれる柔らかい味に仕上がっています。冷蔵庫に入れるタッパーに小分けした残りはさらに熟成を進めて味の変化を楽しんでいます。色も濃くなってきています。
今回の味噌は、基本に立ち返って米麹です。元気のいい生の麹だとのことなので楽しみです。

【ピアノ】
昨日は一日外出したので、カミさんは今朝からずっとピアノの練習で籠っています。
それで僕は味噌の仕込み。
ラヴェル、ショパン、フォーレ、吉松隆の美しい曲が次々に聞こえてきます。
ショパンのピアノ協奏曲の第2楽章やフォーレのレクイエムの中でもとりわけ美しい旋律を歌う部分はとても耳心地がよく、この時間を共有できることに感謝です。


雨も上がり、春らしい空気が戻ってきます。去年の5月に香川を訪れた時の空気感を昨日は思い出しました。思い出は肌間隔とともに甦るものなのだと気付けたことも昨日の収穫でした。


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