直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

読書の楽しみ

4連休の間に本を2冊読んだ。その前に2週間かけて「内向的な人は強い人」という本を読んで、その内容の一部は前の記事に書いた。内向的な人が、外界での生活(仕事も含む)で疲れた時、自分の内側にどっぷりひたれる場所を確保するための処方箋がいくつか紹介されていたが、そのひとつに「物語」を読むというのがある。
改めて紹介されるまでもなく、小説・物語を読むのはまさに自分の喜びのひとつである。話の世界に引きずり込まれ、その世界で一喜一憂する。長く読み続けると体がこちこちになるのだけは何とかならないかと思うが、物語に没入している時は楽しい。

土曜日に図書館で本を2冊借りてきてそのまま一気に読んだわけだが、読みたかった本を借りてきたわけではない。たまたま、新着図書コーナーに小説が10冊程度おかれていたものから、なんとなく気になったものを2冊選んだだけである。作者も知らなかった。運のよいことに、2冊ともぞんぶんに楽しめた。次の2冊である。


迎え猫 古道具屋 皆塵堂迎え猫 古道具屋 皆塵堂
(2014/03/20)
輪渡 颯介

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数編の怪談からなる一冊。怪談といっても、そんなに恐ろしいものではなく、江戸に住む気のいい人たちが幽霊との間で一悶着あって、なんとかうまく解決して、ほのぼのとするというお話である。話が進むごとに、古道具屋の皆塵堂に猫が増える。この皆塵堂の話はシリーズ化されているようで、ほかに数冊でているそうな。
皆塵堂の主人である伊平次には、まんがの「浮浪雲」のような雰囲気を感じる。
猫の描写も上手く、猫好きには好かれる一冊ではなかろうか。



雪の鉄樹雪の鉄樹
(2014/03/19)
遠田 潤子

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重い話だったし、やりきれなかったし、主人公の考えには苛々させられたし、それでも何かしら一筋の光に導かれて物語は進んでいく予感の中で、最後の山を越えると穏やかな終焉を迎える。やきもきしながらもストーリー展開にのめりこみながら一気に読み終えた。
たまたま手に取った本がこうやって至福の喜びを与えてくれたことに感謝した。


いままた新たに2冊借りてきた。「あるときの物語」上下。
しばらくはまた物語の世界で現を抜かそう。


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