直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

旅の記憶を切り取って

よく旅行をした。

結婚前は会社の同期仲間と。
結婚後はカミさんと。
子供ができたら、家族3人で。
たまには、じじばば連れて。

旅行先はあたりまえにいろいろ。
特に珍しいところでもない。
どこそこ、と言えば、ああ、あのなにそれのあるところね。あそこのどれそれがいいんだよね。という話になるだろう。けれど、なにそれとかどれそれというのは案外、人によって違うんだなというようなことを、よしもとばななさんが書いている。(こんな言い回しではなかったけれど)
それで、ちょっと僕のなにそれやどれそれを書いてみようと思う。

【稚内】
灰色の曇り空を補強するかのように佇む灰色の「ドーム」

【網走】
海辺の低い堤防から眺める季節も終わろうとしている流氷

【函館】
夜空を見上げると、鳥が飛んでいる。町の灯りを受けてまるで光っているように。
駅から少し離れた商店街にある寿司屋

【福島】
立派な門構えなのに、目の前が駐車場になっていて、何台も車が止まっている向瀧(旅館)
中庭を眺めながら歩く板張りの廊下。

【また函館】
5月連休でも寒い、けれど桜が満開の五稜郭。でも寒い。

【赤城温泉】
雨の山道を車でゆくと現れる旅館

【白駒池】
真夜中の池のほとりの手漕ぎボート桟橋に寝転んで満天の星空を観る。

【波照間島】
さとうきび畑の向こうに見える風車。下り坂を自転車で降りて行くさとうきび畑の向こうに見える南の海。

【西表島】
3メートルの波に揺れながら帰る船の中。

【石垣島】
商店街のちょっと薄暗いかんじ。
台風が直撃した港のホテルの上層階から眺める荒れた海。

【宮古島】
雨の街中の美術館。
雨のフルーツ農園。
雨のボブさんの民宿。
ちょっと怖い鍾乳洞。

【鳩間島】
海の見える小中学校。

【ウィーン】
ANAグランドホテルの前の歩道。犬の糞。
王宮から歩いて喉が渇いて入ったレストラン。ドイツ語がわからず、間違ってウインナーシュニッツェルが出てきて困ったこと。薄暗かった自然史博物館。王宮でのモーツァルトコンサート。
ただの葡萄畑?ベートーヴェンの小径から外れた山道。

思い出しながら書いて行くと、なんだか一見つまらなそうなことばかり脳裡に浮かぶ。
メーンイベントよりも、どこか普段の生活空間とずれている物事が微妙な違和感としていつまでも記憶にとどまるのだろう。
もちろん、期待して行って期待どおりだったり、そうでなかった風景や体験も思い出に残っている。ただ、何気ないときに何気なく思い出すのは、やはり何気ない生活とちょっと違った何気ない風景であることに、今日は気づいた。
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