直仁の「善き人のための」研究室

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ショパン生誕200年だけじゃない

今年はショパン生誕200年というので、ピアノリサイタルの演目はショパンが多い。
たまたまプレイガイドのガラスケースを見てみたら、シプリアン・カツァリス リサイタル(10月)のチケットが出ていたので嬉しくなった。さらにその横に、ラファウ・ブレハッチのリサイタルのチケットもある。同じく10月だ。ブレハッチはショパンコンクールで優勝しているので、あえて今年ショパン以外を演奏することはないだろう。
カツァリスもショパンを弾くのだろうか。調べてみると、やはりオールショパンだ。ピアノ協奏曲2番のショパン自身によるピアノ独奏版ほかである。やはり、ひとひねりしてくる。カツァリスはもしかしたら超有名なピアニストではないかもしれない。しかし、有名なコンクールで優勝とかはないようだが、彼の良さはまあ聴いてみるしかあるまい。超絶技巧の持ち主であり、かつ、詩人である。彼のショパンの雨だれを聞いたとき、ホール内の空気が湿っぽくなったように感じて、いまだにその時の音色、空気感を忘れられない。それに彼のリサイタルはS席でも5,000円程度なので、「お得」と言っては失礼だが、やはりお得としか言いようが無い。

今、うちのピアノ防音室から、ショパンの練習曲「革命」が繰り返し繰り返し漏れ聞こえてくる。妻が練習している。
昨日はノクターンの遺作が流れていたが、高校1年になる娘が夏の発表会に向けて練習しだした。僕は数ヶ月前に、辻井伸行君のCDとDVDを買って、何度か彼のベートーヴェンやショパンを聞いている。

このブログの最初のころの記事にも書いたが、ショパン没後100年の年に出版されたフランツ・リスト著「ショパン その生涯と芸術」の翻訳本をタイプしている。古本を探してようやく手に入れた貴重な本で、かなり色あせている。ぼろぼろになる前に、すべてWORDに打ち込んでおこうという、あまり効率の良くない、何のためか自分でもわからない衝動によって少しずつタイプを続けている。一言一句間違えないよう。あとがきまでいれて224ページのうち、150ページまで進んだ。あと半年くらいかかるだろうか。本書の特徴は、とにかく、リストのええかっこしい知識の羅列と言葉の装飾とショパン礼賛の連続である。が、同時代を生きた人のポーランド、フランスの社会の人々の通念やらショパンの性格などについての証言とみれば、全く貴重な資料である。本書をその大げさな表現が鼻につくのを耐えて読み尽くせば、ショパンの見方も変わるかもしれない。実は、タイプしていると、意味を理解するというより、タイピングゲームを楽しんでいるようで、ほとんど内容を覚えていない。だから、タイプし終わったら、最初からちゃんと読まなければならない。気の長い話だ、我ながら。

さて、本題だが、今年はロベルト・シューマンの生誕200周年でもある。だが、シューマンのプログラムでリサイタルをする人の話はあまり知らない。シューマンだって、いい曲があるじゃないか。交響曲や管弦楽曲もあるのだから、名フィルも都市シリーズとかで今年を終わらせないで、ショパンのピアノ協奏曲とシューマンの交響曲とでプログラムを組んではいかがか、と思ったりする。

そして、実は、グスタフ・マーラーの生誕150周年でもある。こちらは少しは話があるようで、オケのプログラムでマーラーの交響曲を少し例年より多くやるようだ。せっかくだから、記念に第8番の千人の交響曲をやったらどうか。名古屋なら芸術劇場大ホールでやればいい。

勝手なことを考えてはいるが、何よりも生演奏を聞きに行かなくては話にならない。音楽の演奏会は一期一会だ。あたりはずれもあり、その日の体調、気分でも感じ方は変わる。だから面白く、緊張するのだ。

さあ、演奏会に行こう!
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