直仁の「善き人のための」研究室

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内田樹氏の視点

内田樹氏のブログに、普天間基地に関する考察がアップされていました。
いつも思うのは、内田氏の視点は、自分なんか凡人とはあきらかに違うということです。
想像だにすらできません。
小さなことですが、例えば最初の部分を引用します。

「鳩山首相が沖縄に行ったが、はかばかしい成果がなかったことについて、その政治責任をどう考えるかというお訊ねである。「はかばかしい成果がある」というのはどういう場合を指すのか、まず新聞社はそれを明らかにすべきであろうということを申し上げる。他人の仕事について「はかばかしい成果が上がらなかった」というコメントを下すためには、「はかばかしい成果」は何かをまず明らかにする必要がある。」

連休中に鳩山首相が沖縄入りして知事や市長と会談し、また、インタビューを受けるところを実況で見ていました。袋小路のような問題で、解はなかろうにいったいどうするつもりなのだろうと思いながら、テレビ番組に出演しているキャスターや解説者の説明をつい鵜呑みにしていました。
しかし、おそらく、内田氏は必ず独自の視点からこの問題について何か書くはずだと思って、久しくチェックしていなかったブログにここ数日注目していたら、やはり書かれました。
まさに「はかばかしい成果」って何?どういう結果なら成果と言えるのか、そんなものは無いように思っていたので、この導入部はさすがだと思った次第です。
このあと、論点は「国内に外国の軍基地を永久に置くことを国民が認めるのかどうか」という話になっていきます。これはこれで考えさせられます。米国はフィリピンから基地を撤退、韓国の基地も1/3に縮小する約束をしたとのこと。こんな話はついぞニュースでも取り上げられず、内田氏のこの論説で初めて知ったことです。
なあんだ、と思ってしまいます。北朝鮮を意識した軍備という点では韓国の基地の方が沖縄の基地よりも重要なはずなのに、それを縮小するんだそうです。こういう点を挙げて論を展開しています。
またもや、他人の言うことをうのみにしてしまう自分の癖が出ていますが、内田氏の論理展開にいつもやられてしまう、素直な自分がいるのであります。

何がほんとかわかりませんが、少なくともどのニュースや特集の話を聞いたよりも説得力があるように思われましたので紹介しました。
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