直仁の「善き人のための」研究室

読書、ペーパークラフト、フィギュアスケート、散策などの雑感

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気になる他者の残念なこと

今日は九州への出張。
福岡空港で土産を買って手荷物検査に並んでいる時。
結構人も多く時間に余裕のない人はあせっているだろうなという感じの列ができていた。
自分は余裕を持っていたのでそれほど気を揉まず並んでいたが、
それでもだらだらと並んでゆっくり進んでいく列全体が待つことのいらつきの空気を発しているようで、
その空気に侵されつつあるのを少しは感じながらではあった。

検査員まであと数人というところで、つと、後ろから航空会社の女性係員が一人の壮年の客を伴って、
「お急ぎのお客様ですので、申し訳ございません」と言いながら、要するに列に割り込む形で入ってきた。
ま、普通にあることであるし、いろいろ事情もあろうから、私の前に入りたければ入ればいいと思っていたが、
私の後ろにはいるようであった。そこまでは何のことは無かったが、その客がいろいろと何か係員に文句を言っている。どんな内容かははっきりわからないが、JALの特別シートのことに質問して、係員が「席の広さが違います」と応えると、叱りつけるような口調で「だから、何が違うんだ」と苛立たしく詰め寄る。「席の広さだけです」と繰り返していたが、えらく高飛車な様子が気になった。話がすすんで、ついには「もうこんな●●(聞き取れなかった)は使わない」と吐き捨てるような発言。係員はかしこまった口調で「申し訳ございません」と、私からは見えない位置であったが、明らかに頭を深々と下げて謝る姿が見えるようであった。何が問題であったかわからないが、基本的に、サービスする側に不備があったとしても、サービスを受ける側の方がいつも一段も二段も人間として上ということはないはずで、偉そうな態度でその(おそらく直接失態をしたのではなかろう)係員に文句を言うのは品が無いと思う。悲しい気持ちで一杯になった。
すると、突然、後ろの男性が文句をいいだした。列に割り込むのだから「すみませんの一言があってもいいのだろう」といったような発言。件の客は「この人(係員)がそうしたんだから、自分はついてきただけだ」みたいな物言いだ。これでは男性も腹が立った。いくら、会社の失敗かなにかで係員が連れてきて自分には列に割り込むことの罪は無いとは理屈では思ったとしても、列を割り込まれた側にとってはその事情は関係ないことであり、割り込んだ本人は(たとえ自分のせいではないとしても)一言「すみませんね」と言うのは当たり前な礼儀である。文句を言った男性は、その後何度か同じ注意を繰り返したが埒が明かないようであった。

この一部始終を背中で聞いていて、当事者たちの顔の表情が想像された。あとで文句を言った男性は、やはり、件の客の横柄な態度が気に食わなかったのだろう。横柄な態度がなければ文句も言わなかったかもしれない。
ただ、この人として尊敬できない件の客に心を砕いてしまったことは懸命ではなかったと私は思う。正当な行為だが、無駄な、得ることのない発言に結局終わってしまったし、そうなることがわかる相手であることは予想できたはずだ。つまらない残念な時間に彼は付き合ってしまった。

ああ、このような想念のただよう空間から早く離れたいと私はただ思って先に進んだのであった。

空港は多様な人々が集まってくる。いろんな空気を醸している。近寄りたくない空気が日常空間よりも多いと感じるのは気のせいだろうか。
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